ついにラストデーを迎えた嵐が「第71回NHK紅白歌合戦」(31日、東京・渋谷区のNHKホール)で万感の歌唱を終えた。
嵐はこの日、午後8時から活動休止前のラストライブを東京ドームから生配信。ライブを一時中断し、生配信を行っていた会場から中継で午後9時42分に登場した。
青い衣装で登場した嵐は、米津玄師が作詞作曲を手がけたNHK2020ソング「カイト」を熱唱。すると、途中で櫻井翔が「今、時代の風が容赦なく吹きつけています。昨年1月に活動をあと2年だけと発表し、夢を掲げて懸命に走り続けてきた僕たちは、戸惑いと絶望に襲われました」と切り出した。
これにリーダーの大野智が「大事な人を突然失って、ぼうぜんとしたメンバーもいた。そんな僕らのそばで消えずにいてくれたものがありました。たくさんの声援と希望を掲げ続ける歌でした。嵐という奇跡のような場所です」と続く。
その間、相葉雅紀(38)は目に涙を浮かべていた。
SNS上ではこの時の〝大野メッセージ〟をめぐり議論が過熱。「ぼうぜんとしたメンバー」は相葉で、〝大事な人〟は日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」で長らく共演し、3月に新型コロナによる肺炎で亡くなった志村けんさん(享年70)のことを指すのではないか、と臆測を呼んでいる。果たして――。