NHKは24日、大みそか「紅白歌合戦」に初出場する予定だったジャニーズ事務所のグループ「Snow Man」の辞退を発表した。

 公式サイトなどで「白組で出場予定のSnow Manはメンバーのおひとりが新型コロナウイルスに感染されたため保健所の指示に従い、協議の結果、出場をご辞退されることになりました。一日も早いご回復をお祈り申し上げます」とした。

 21日にメンバーの宮舘涼太が新型コロナウイルスに感染したことが分かり、23日にはほかのメンバー8人全員はPCR検査の結果は陰性だったが、濃厚接触者に該当と判断された。そのため保健所の指導に従い、隔離生活に入っている。大みそかのカウントダウンライブは事前収録のため出演するが、年末年始のほかの仕事は全てキャンセルとなる。

 Snow Manはアクロバットとダンスを得意とするグループで、紅白の舞台はそれを既存のファン以外の多くの人にアピールするチャンスだったが、かなわなかった。それと同時に、視聴者が楽しみにしていたのが「腹筋太鼓」だ。

「天童よしみの歌唱中にバックで披露すると発表されていた。『滝沢歌舞伎』の名物演目で、上半身裸で腹筋をする大勢で太鼓を叩くというもので、ファンの間ではおなじみだが、その他大勢の人は知らない。ただ『腹筋太鼓』という強烈なパワーワードは発表と同時に注目を集め、ネット上でトレンド入りしたほど」(音楽関係者)

 腹筋太鼓を見られないのも残念だ。