前代未聞の〝事件〟が起きた。

 ジャニーズ事務所のトップアイドルグループ「嵐」と、元ジャニーズの手越祐也(32)が5日午前、都内の別々の場所で記者会見を行った。

 前者はソフトバンクの5Gプロジェクトに関する発表会、後者はフォトエッセイ「AVALANCHE」(双葉社)の出版会見。まるで申し合わせたかのように、会見開始は午前11時だった。

 手越は6月にジャニーズ事務所を退社し、独立。ユーチューバーとして大活躍中なのはご存じの通り。前出の著書は初版が異例の5万部で、発売前からすでにアマゾンランキングで総合1位になっている。

 ワイドショー関係者は「ジャニーズ時代だったら、〝同日同時間会見〟は絶対にありえません。ジャニーズはよほどの緊急事態でない限り、所属タレントの〝発表モノ〟は被らないようにしています。それこそ何か月も前から入念にスケジュールを組んでいるのです。今回の嵐と手越さんのバッティングを見て『時代は変わったな』と切に思いましたね」と話す。

 気になるのは、どちらかがわざと会見をぶつけてきたかどうかだ。

 怪しいのは手越。一部週刊誌の取材では「俺とジャニーズ、テレビ局はどっちを取る?」と不敵に言い放っていたが…。

「さすがに今回は偶然だと思います。手越さんの著書の発売日がたまたま5日だった。嵐も嵐で会見場所は有名ホール。コロナ禍とはいえ、ひと月以上前には予約する必要がある。その時点で手越さんが著書を出版するなんて想像もつきませんからね」(同)

 偶然の産物とはいえ、話題になることは間違いない。