ジャニーズ事務所は22日、「TOKIO」の長瀬智也(41)が来年3月に退所すると公式サイトで発表した。メンバーの城島茂(49)、国分太一(45)、松岡昌宏(43)の3人は同4月1日に「株式会社TOKIO」を設立し、ジャニーズグループの関連会社として運営していく。

 TOKIOは1994年にCDデビュー。26年にわたって音楽活動、俳優、タレントとして活動。「メンバー個人個人が長所を伸ばし、短所を補い合い、プロフェッショナルとしての意識を強く持ってきたからこそ、老若男女の幅広く愛されるグループとなることができました」と説明。長瀬の退所、他メンバーの会社設立について「TOKIOのメンバーが時間をかけて、それぞれの人生について意見を交わした上で出した大きな決断に対し、弊社としても心から応援できる環境を整えるべく。寄り添って参りました」と経緯を明かした。

 株式会社TOKIOは城島が社長。国分と松岡は副社長として経営に携わり「ジャニーが命名したTOKIOという看板は今後も背負った形で、グループと個人の仕事を今まで以上に自由度高く、新しい仕事に積極的に挑んでいきます」とし、退所する長瀬は「少年時代にジャニーから教えられた〝人の個性を大切にする〟という考え方のもと、長年にわたって培ってきた表現者としてのクリエイティビティーを活かし、他事務所に属することなく、裏方としてゼロから新しい仕事の形を造り上げていくことになりました」としている。

 事務所は「ファンの皆さま、関係者の皆さまには突然のご報告になってしまいましたことを大変申し訳なく思っております」と謝罪して上で「TOKIOのメンバーがこれからの人生をかけて挑むチャレンジを温かく見守っていただけるよう、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。