ジャニーズ事務所が26日、「NEWS」手越祐也(32)が2度目の自粛破りをしたとして「全ての芸能活動を自粛させる」と公式サイトで発表した。

 手越は13日発売の週刊文春で、緊急事態宣言したの4月下旬に女性と酒盛りをしていたことが報じられたばかり。23日に「文春オンライン」が「六本木で友人、女性3人とどんちゃん騒ぎ」をしていたと2度目の“ステイホーム破り”を報じた。1回目の酒盛り報道で、ジャニーズは公式ホームページで女性を伴う外出の事実を認め、不要不急の外出だとして謝罪。ペナルティーとして、所属タレント76人による期間限定のチャリティーユニット「Twenty★Twenty」への手越の参加を見送る異例の対応をしたばかりだった。

 ジャニーズ事務所は「この度の新たな週刊誌報道を受けて直ちに手越本人に事実確認をしましたところ、一部、事実関係に相違があるとのことでしたが、報道にありましたような酒席に参加していたことを認めました」と説明。事務所の新型コロナウイルス対策の動きと真逆の行動について「日本全国の皆様が感染拡大の防止を最優先事項としてあらゆる代償を払いながら外出や活動を自粛されている中での出来事であり、世の中の状況や自身の置かれている立場に対する自覚と責任に著しく欠けておりましたことを弊社といたしましては重く受け止めております」とした。

 その上で「弊社からの度重なる説明や要請にもかかわらず、緊急事態宣言期間中に新たな酒席への参加が確認されたこと等を踏まえまして、すべての芸能活動の自粛もやむを得ないものと判断するに至りました」と芸能活動を強制自粛させることを明らかにした。

 今回の処分について「芸能活動を自粛させることはファンの皆様ならびに関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけすることとなりますが、日本全体で難局を乗り越えなければならないこのときに、日常の生活を取り戻したいと願う皆様の思いに反するような行動をとったことは到底許容できるものではございません」としている。

 また「今回の出来事につきましては、ひとえに本人の自覚の欠如によるものではございますが、所属事務所といたしましては、本人に対して他の所属タレント以上に、仕事は個人で行うものではなく、関係してくださる多くの方々に対する配慮の上に成り立つため、行動には十分気を付けるよう、これまでに繰り返し伝えてまいりました。しかし、今日に至るまで本人に理解させることができず、ファンの皆様や関係者の皆様には大変申し訳なく、責任を感じております」と強い姿勢を示した。

 今後については「本人に反省を促し、所属事務所として真摯に向き合ってまいります。また、今回のことを生かして、弊社の所属タレントに対しましては、ジャニーズJr.として弊社に所属した段階から仕事を通じて社会人として成長できるよう、保護者と連携しながら適切な指導・マネージメントに努めてまいります」と全タレントの教育を再度徹底。「本業であるエンターテイメントによる活動とSmile Up ! Projectとして行っております支援活動にジャニーズグループ一丸となって取り組む姿勢をご覧いただくことで皆様に信頼していただけますよう、精進してまいります」としている。