元SMAPの中居正広(47)が21日、都内で会見を開き、3月31日をもってジャニーズ事務所から退所することを発表した。

 退所を考え始めたのは昨年の5~6月。事務所に伝えた直後にジャニー喜多川さんの死や他のタレントの脱退・退所で、先送りになった。「ずっとタイミングを見ていたらやめられない。(SMAPが)解散して丸3年、このタイミング…ジャニーズ事務所にいながら、会社を作って準備ができてからと、延ばし伸ばしになり、このタイミングになりました」と経緯を説明した。

 誰に相談することもなく、すべて1人で決断したという。新会社「のんびりな会」は、忘れられない父の命日である19日に設立。社員もマネジャーも不在で「在籍するのは僕だけです。どこの傘下に入ることもない。全く1人です」と完全独立を強調した。

 中居は1972年8月18日、神奈川県藤沢市出身。14歳の時にジャニーズ事務所に入所。88年4月にSMAPのメンバーとなった。97年の「第48回NHK紅白歌合戦」では番組史上最年少記録の25歳で白組司会に抜てきされた。その後、通算6度の司会を担当。98年からフジテレビ系「FNS27時間テレビ」の総合司会を3年間担当するなどMCとして活躍した。SMAPが2016年12月31日をもって解散した際、退所が既定路線とみられていたが、最終的には木村拓哉(47)と事務所に残留した。