ジャニーズ事務所は17日、公式サイトで所属する人気グループ「嵐」の中国・北京公演を新型コロナウイルスの影響で中止すると発表した。

 昨年11月3日に発表し、今春の開催を予定していた嵐の北京公演だが、発表では「昨年より、中国・北京で嵐のコンサートを開催するため、中国の主催者側にもご協力を頂き準備を進めておりましたが、この度の新型コロナウイルスの感染が拡大している状況に鑑み、関係各所の皆様と協議を重ねた結果、今回の開催は断念することになりました」としている。

 会場は2008年北京五輪のメイン会場だった「北京国家体育場(鳥の巣)」を予定しており、嵐のメンバーも現地ファンに会うことを楽しみにしていたというが、状況が状況だけに開催を断念するほかなかった。

 サイトでは「楽しみにしてくださっていました皆様、また、開催に向けてご尽力いただきました皆様には心苦しい限りではございますが、今回の結論につきまして、何卒ご理解を賜れますと幸甚に存じます」と理解を求めた。

 また、嵐は「日中文化・スポーツ交流推進年親善大使」として活動することが決定しており「引き続き、日本と中国の皆様の交流がより深まりますよう、その架け橋となるべくできる限りの活動をさせて頂きますので、何卒ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。