キムタクに“SMAPの亡霊”の呪縛

2020年01月22日 11時00分

ジャニーズ事務所

 キムタクが超不機嫌モード!! 原因は歌手・木村拓哉(47)としての初ソロアルバム「Go with the Flow」の報じられ方だった。14日発表のオリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得。売り上げ好調で、まさにスーパースターの面目躍如のはずなのに、なぜ気に入らないのか。それは「初のソロ」の表記が「以前はSMAPのメンバー」を思い起こさせるからだという。いまだにSMAP解散から“心の整理”がついていないようで、まるで亡霊にとりつかれているかのようだ。

 このところ、木村の存在感が増している。

 主演を務めたフジテレビの開局60周年特別企画ドラマ「教場」(1月4、5日の2夜連続放送)が、いずれも平均視聴率15%台と高視聴率をマーク。昨年12月29日に最終回を迎えた令和最初の主演ドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)も最終回は16・4%となった。また、15日にはマクドナルドの新CMも始まっている。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

 芸能関係者は「主演ドラマの高視聴率で、改めてキムタクが数字を持った役者ということが証明されました。マクドナルドのCMは年間通した起用なので、影響力の大きさに太鼓判が押された格好ですね」と話す。

 そして、極め付きはソロデビューアルバム「Go with the Flow」だ。

 初週12・7万枚も売り上げたからさすが。アルバム発売日の8日には、東京・新宿ぺぺ広場にサプライズ登場し、約2000人の観衆から大歓声を浴びて、うれしそうな姿も報じられた。

「B’zの稲葉浩志、槇原敬之、森山直太朗ら親交のある豪華アーティスト陣が楽曲提供したこともあり、木村さんも真っ先に提供アーティストに感謝を述べていた。初登場1位という結果が出たことで、彼らの面目も立ち、ホッとしているでしょうね」(レコード会社関係者)

 ところが、だ。ここまで好調にもかかわらず、木村はなぜか超不機嫌だというから解せない。

「実は、木村は“ソロ歌手デビュー”と報じられることがどうにも気に食わないようです。懇意のメディアには『ソロ歌手デビューという表現を使うな!』と禁止にしている」と言うのは、ある音楽関係者。

 1人で歌うのだから「ソロ歌手」で間違いないはず。以前は国民的アイドルグループSMAPのメンバーだったのだから仕方がない事実だ。それなのに「ソロ表記禁止」とは、どういうことなのだろう。

「今回は自分が積極的にソロをやりたかったというよりは、ファンからの強い要望を受けて歌手活動を再開した形になっているからです。それに、名だたる一流アーティストたちのおかげでアルバムが完成したということもあり『“ソロ歌手デビュー”なんておこがましい』という思いもあるようですよ」(前出の音楽関係者)

 確かに8日のサプライズ登場時、木村は「ソロデビュー」という表現は使わなかった。ただ、そんな事情を知らない一部のメディアが、今でも“ソロ歌手デビュー”と報じていることに、木村は「違うんだよ!!」とブチギレているという。

 歌手としての木村なりの強いこだわりを感じるが、舞台裏を探ると、別の深~い事情も見えてくる。

「“ソロ歌手デビュー”となると『SMAP時代から初めて』という注釈が付くことになる。世間の人も『SMAPが解散したからソロなんだ』と認識する。でも、もともとSMAPを解散させたのはキムタク、という認識も世間にはある。それだけに『人気グループを解散させておいて、豪華アーティストの協力でソロデビューするの?』という批判が起こることを避けたかったんでしょう」と明かすのは木村を知る事情通。

 SMAP解散騒動時、グループごとジャニーズ事務所からの独立を模索する他のメンバーとは裏腹に、木村は事務所残留を決断。結果的には中居正広も残ったが、2016年末でSMAPは解散し、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人は退所してしまった。

 SMAPの名前がユーザーに意識されることを嫌がっているのは、木村の中で、解散への“心の整理”がついておらず、今でも引きずっていることに他ならない。

 今後、ツアーを予定している歌手・木村だが、“SMAPの亡霊”を振り払うことはできないのか?

【香取とのアルバム対決 勝因はテレビ出演の差】木村のアルバムが発売された1週間前には、元SMAPの香取慎吾がソロアーティストとしてアルバム「20200101」を発売した。発売日は1月1日で、1月13日付のオリコン週間ランキングでは1位を獲得している。現在、約7・5万枚と、木村の勢いには及ばないものの、まずまずの売り上げといえる。

 その木村のアルバムは多くのアーティストが楽曲を提供したことで話題になったが、香取も負けてはいない。BiSH、氣志團、KREVA、SALU、スチャダラパーなどをフィーチャリングアーティストとして迎え入れたことが注目された。

 発売日も近かったことで、注目された元SMAP対決に、ある音楽関係者は「木村との差は出ましたが、ジャニーズ事務所を辞めた香取の場合、地上波のテレビ番組になかなか出られないというハンディがあるし、その中でのアルバム発売。そういう意味では、健闘している数字じゃないかと見ています」と分析している。