2020年の大みそかをもって、グループ活動を休止するジャニーズの人気グループ・嵐。多くのファンが落胆する中で、“朗報”が飛び込んできた。日本テレビ系で毎年、元日に放送されている恒例番組「TOKIO×嵐」が、嵐の活動休止以降も継続される可能性が浮上しているというのだ。

「TOKIO×嵐」は日テレの元日に恒例となっている特別番組だ。

「超一流アスリートが奇跡のような難題にチャレンジする『TOKIOのウルトラマンDASH』と『嵐にしやがれ元日スペシャル』を合体させたもの。だが最近は時間枠を飛び越え、スペシャルコラボが一つの見せ場となっていたんです。それこそバラエティー番組の集大成と言っても過言ではない」(制作関係者)

 嵐といえば、先日は天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」の祝賀式典で、奉祝曲を披露するなど、多忙を極めている。そんな中でも「TOKIOと嵐のメンバーは毎回、自分が会いたい人や、やりたいことにチャレンジできる。結果、どんなに忙しくても、この番組だけは継続したいとひそかに願っているそうです」と同関係者。

 ただ、そんな番組も来年の元日放送分が最後になるとみられている。なぜなら20年いっぱいで嵐は活動休止するからだ。当然のことながら、21年元日放送の番組タイトルと内容は変更される可能性が高い。

 ところが、だ。日テレ内では、嵐が活動休止しても「TOKIO×嵐」の番組名をそのまま使う「事実上の番組継続案が話し合われている」(同関係者)というから驚きだ。

 その背景について芸能プロ関係者がこう証言する。

「どうやらジャニーズの滝沢秀明副社長の提案だというんです。なんでも20年末をもって『嵐』という名前が新聞のテレビ番組表から一切、消滅してしまうのはつらい。せめて一年に一度ぐらいは『嵐』という文字を見たいという思いを込めてのことだそうです。しかも『嵐』は引退や解散するわけではなく、活動休止でしかないですからね。滝沢副社長の頭の中には、何年後になるかは分かりませんが、『嵐』の復活プランがあるんですよ」

 21年以降、タイトル変更がなく、そのまま番組が続いた場合でも、実際に嵐のメンバーが揃うことはない。「リーダーの大野智だけは芸能活動を休止することが決まっていますからね。沖縄県の宮古島で友人と一緒に購入した別荘にこもって釣りざんまいの日々を送るとも言われていますし、飽きてきたらペンション経営にチャレンジするとか言われています」(事情通)

 ただ、そんな大野の近況も、番組がそのまま継続されれば伝えることができる。

「正月に一度のみ放送される『TOKIO×嵐』内で“大野通信”などといったコーナー企画で報告することも検討されている。大野の釣りざんまいの日々を伝えるというわけです」(同事情通)

 いまや国民的アイドルグループといわれる嵐。その名前がテレビ番組に残るのかどうか。まだまだ先の話ではあるが関心は尽きない。