嵐が新国立初公演とSNS解禁発表 見えてきたジャニーズの世界戦略

2019年11月05日 17時00分

会見を行った嵐(左から二宮-、相葉、松本、大野、櫻井)

 ジャニーズの嵐が3日に会見を行い、11月に完成する新国立競技場で、来年5月にコンサートを行うこと、ツイッターやインスタグラムなど5つのSNSを解禁したことなどを発表した。

 新国立競技場でのアーティストのライブ開催は、嵐が一番乗りとなる。来夏の東京五輪の開閉会式に向け、警備などの運営確認も兼ねているという。

 ある芸能関係者は「いま日本で、嵐が幅広い層の人を多く集めることができるアーティストということでもあるでしょう。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の森喜朗氏(元首相)はジャニーズとの関係も良好という話です。お互いにとって“ウィンウィン”なのでは」と話す。

 さらに、SNSだけでなく、楽曲配信の解禁を発表した。数年前まではインターネットに写真を載せることすら許さなかったジャニーズだが、ここ数年で一気にネット界に進出してきた。嵐は今回の会見の様子もユーチューブで生配信した。

「これまでジャニーズはネット界に消極的に見られていましたが、その裏ではどういう戦略を立てれば効率的なのか模索していた。今回は満を持して解禁した」(芸能プロ幹部)

 音楽配信の解禁には大きな期待が寄せられている。「これからの音楽は日本のCD市場だけでは成り立たず、世界に足を踏み入れないといけないとジャニーズは理解していますよ。今まで音楽配信がなかったことで、BTSなどのK-POP勢に海外では太刀打ちできませんでしたが、音楽配信を機に、世界でも通用するアーティストを作るという意思の表れであり、その第1弾を嵐が担うということでしょう」と同幹部。

 世界進出は、亡くなったジャニー喜多川氏の思いの一つでもあるが、それを実現させる時が来たのかもしれない。