未成年の少女に対する強制わいせつ容疑で昨年4月に書類送検(起訴猶予)され、表舞台から姿を消した「TOKⅠO」の元メンバー山口達也(47)の“復帰プラン”が明らかになった。衝撃の引退から1年4か月、山口は先月29日に発売された「女性セブン」のインタビューに登場し、TOKⅠO復帰を否定したが、ジャニーズ事務所の一部幹部は水面下で必死に動いているというのだ。なるべくハレーションを起こさないように、リーダー・城島茂(48)の晴れの日が“復帰舞台”に選ばれそうだ。

 先月、本紙は「TOKIO解散秒読み」と伝えた。山口が抜け音楽活動がゼロになったことで、長瀬智也の不満が爆発しているからだ。裏を返せば、山口が戻って再び音楽活動を再開すれば、長瀬の不満も収まり、業界に吹き荒れているTOKIO解散説も鎮火するだろう。

 とはいえ、山口の復帰へのハードルは限りなく高い。

 山口自身も女性セブンの直撃取材に「それは…ありません。芸能界に私の居場所はないですから」と断言しているからだ。ところが急転直下!! ジャニーズの一部幹部は本気で復帰させようと動きだした。事情通がこう明かす。

「実はここだけの話ですが、山口の復帰話は確実に、静かに水面下で進行し始めた。世間のリアクションをうかがいながら、時が来れば一気に山口を表舞台に出させるつもりです」

 なぜここまで山口にこだわるのか?

「山口の復帰は、7月に亡くなったジャニー喜多川氏の“遺言”でもあるとの話です」と芸能プロ関係者。事務所創設者で社長だったジャニーさんは山口にとって人生の恩人だ。だからこそジャニーさんが復帰を望んでいたとなれば、山口も考えないわけにはいかない。

 すでにどのタイミングで、どういう場所で復帰するか、具体的な案まで挙がっている。それは、どんなに遅くても年内には入籍を発表する予定の城島の披露宴に参列するというものだ。

 現在、城島はグラドルの菊池梨沙(24)と交際中で結婚は既定路線。

「2人の交際は2年以上になり、同棲生活を送っている。もはや付き合っていることを隠さなくなった。リーダーもあと2年で50歳になりますからね。いよいよ結婚ですよ。ファンも祝福一色だし、ジャニーズ事務所もGOサインを出したそうです。山口を復帰させたい勢力は、その披露宴に呼んで、事件以来初めてTOKIOの5人が揃うところを見せようとしています」とテレビ局関係者。

 一度は大きな過ちを犯したとはいえ、披露宴という晴れの場に、青春時代をともに駆け抜けてきた仲間を呼んでもバッシングは起こりづらいだろう。まずは非公式な場ながら、5人揃う“実績”を作り、その後の本格的復帰は山口が大活躍したあの番組だ。

「日テレの『ザ!鉄腕!DASH!!』でのテレビ復帰が最有力。人気を誇った鉄腕DASHも、山口が抜けてから視聴率は低迷し、打ち切りがささやかれるほど。そこで山口を迎えて番組を存続させ、TOKIOを再ブレークさせようという計画です」(放送作家)

 1995年に始まった鉄腕DASHの歴史を語る上で、山口の存在は欠かせない。視聴者もそれは認めており、山口が登場する必然性があるからこそ、他の番組よりも出演しやすいはずだ。

 復帰すれば批判殺到間違いなしだが、それでも何とかして世間の逆風を弱めようと、復帰推進派は綿密な計画を立てているのだ。

「山口は問題となったアルコール依存症の治療も受けている。大いに反省もしているようですし、復帰する機会を与えてもいいと思うのですが…」(芸能関係者)

「女性セブン」の取材に対し、山口はこうも語っていた。

「いつの日か、もう一度人前に出たいんです。やっぱり人に何かを訴えかける仕事がしたい」

 山口が言う「いつの日か」は、そう遠くないのかもしれない――。