レフェリーやるで! ツイッター上で繰り広げられる丸山穂高衆院議員(35)と東国原英夫元宮崎県知事(61)のなんとも見苦しいバトルに、今度は上西小百合元衆院議員(36)が“参戦”だ。上西氏にとって丸山氏と東国原氏は日本維新の会時代の衆院初当選同期で、東国原氏はSNSやテレビ番組で大ゲンカした因縁の相手。丸山氏VS東国原氏の争いに上西氏は「私は両方知っているから、肩入れすることはない。公平に裁ける」と猛アピール。3者の顔触れを見る限り“怪獣大戦争”だが、果たしてどうなる!?

 発端は丸山氏の暴走ツイッターだ。ビザなし訪問した北方領土で泥酔し「おっぱい、おっぱい」と叫んだ自身の失態は棚に上げ、次々と著名人にかみついているのだ。

 手始めは和田アキ子(69)で、ラジオ番組で「変わった人。この人が出るとチャンネル変える」と言われたことに「私もチャンネル変えてますね」などと反撃。

 お次はフジテレビ系「バイキング」でMCを務める坂上忍(52)で、過去の不祥事を引き合いに出して“口撃”した。

 こうした状況に、いても立ってもいられなくなったのが、県知事退任後に維新所属で衆院議員を務めた東国原氏。丸山氏、上西氏とともに2012年の衆院選で初当選を果たしている。

 ツイッターで「公人でありながら、私人を名指しで批判しているらしい。党を除名されると、党の規範等に縛られなくなるので、箍(たが)が外れるのか」と指摘すると、丸山氏は「淫行関係で事情聴取されたこともあるらしい芸人さんにえらそーに言われてもね」と応戦した。

 すると、東国原氏はツイッターで「丸山大先生の『淫行関係で事情聴取されたらしい』という表現。これは事実では無い」と指摘。続けて「国会議員たる者が、事実関係も調べず、一部のネット記事を鵜呑みにして、他者(一般人)を個人攻撃・中傷・非難するという事は如何なものか」と苦言を呈した。

 重箱の隅をつつくような何とも“見苦しい”バトルだが、これで終わらない。

 今度は上西氏が15日、東国原氏の「国会議員たる者が、事実関係も調べず――」のくだりを引用し「東国原さんは私に同じことしてるじゃん。自分がされたら嫌なんだな」とツイート。

 その真意について、上西氏は本紙取材に「東国原さんも私が国会を休んで不倫旅行に出掛けたという誤報を信じて、個人攻撃してきたやん。丸山さんのこと言える人じゃないやろ!」と憤る。

 上西氏は2015年3月に国会を休んで、当時の公設秘書と不倫旅行に出掛けていたと報じられたが、その後の調べで男性とは別々の場所に宿泊していたことが明らかになっている。

 一方で丸山氏とは日本維新の会の同期。国会では隣の席に座り、一緒に飲みに行ったこともあるという。それらを踏まえて、上西氏はこう言う。

「東国原さんも丸山さんのことも知っているから、私にレフェリーをやらせてくれれば、変に肩入れせず公平に裁けると思うねんけど!」

 話はややこしくなる一方だ。しかも上西氏はソノ気でも、丸山氏はこれまで一度も彼女の名前を出したことがない。

 これについて上西氏は「維新の中では『上西小百合の名前は出すな』が党の規則になってる。丸山さんはその教育を受けているから、私のことを“やばいヤツ”と思ってるんちゃう!?」と推察する。

 上西氏は丸山氏の一連の言動について「しょうもない。私と飲んだ時もすぐに顔が真っ赤になって、食い気味に政策を語っていた。弱いのに、飲むから悪い」とピシャリ。自身は酒豪で「酔っ払うことはあっても、ハメを外すことはないな。こないだも女友達と2人で飲みに行って、気付いたら1人でワイン2本空けててん」と笑う。

 政治家でなくなり、毎晩飲んだくれているのかと思いきや、最近は講演会やメディア関連の仕事をしているという。

 丸山、東国原、上西…。“怪獣大戦争”の行方は――。