ジャニーズ事務所が初のネットショップを開設すると先日、発表して話題となった。これまで東京、名古屋、大阪、福岡に店舗はあったが、ネットショップはなかったため、6日のサービス開始に地方在住のファンが喜んでいる。

 元SMAPで俳優木村拓哉(46)や嵐など看板タレントをはじめ、TOKIOやV6といった人気グループ、売り出し中のKing&Princeなどの写真がサイトで購入できる。

 1日にこのニュースが流れると、ヤフーのトレンドランキングでは「令和」の関連ワードが占める中、割って入るように「ジャニーズショップ」が食い込んだ。ネット上では「これだけたくさんのファンを抱えながら、今までなかったことに驚いた」との声も上がった。

 大手芸能プロの幹部は「平成で確立されたネット販売というビジネスを“一元号”遅れて開始するのは、アナログを自認するジャニーズらしい」と苦笑する。

 ネットショップが解禁された背景には、2人の人物の影が見え隠れする。まず、ジャニーズの元敏腕マネジャー飯島三智氏(61)だ。

「飯島氏はジャニーズ在社時からネットを活用したビジネスを考えていたが、反対されていた。しかし、退社後に新事務所カレンを立ち上げ、草彅剛、稲垣吾郎、香取慎吾の3人をネット上に積極的に露出し、活躍させているのは周知の通り。ジャニーズとしてもこれ以上、ネットビジネスを拒否し続けられなくなったのだろう」(前出幹部)

 もう一人が、ジャニーズのタレント育成、プロデュース会社「ジャニーズアイランド」のタッキーこと滝沢秀明社長(37)だ。

「タッキーがネットビジネスを進言したという情報がある。SNS世代である30代の真っ当な感覚だ」(同)

“芸能界のガラパゴス”とやゆされるアイドル帝国は時代に追いつけるか。