【J帝国に吹き荒れる嵐の深層:緊急連載8】2020年をもって活動を休止する人気アイドルグループ「嵐」のラスト特番を巡っては、本紙連載5でレギュラー番組を持つフジテレビと日本テレビがシ烈な争奪戦を繰り広げていることを報じた。その最新情報をキャッチ! 何とフジテレビがまさかの特番2回を編成するという。

 日テレの「嵐にしやがれ」(土曜夜9時)の2020年12月の最終放送は5、12、19、26日のいずれかになる。一方、フジの「VS嵐」(木曜夜7時)は3、10、17、24、31日だ。

 ある放送作家の話。

「31日はNHK紅白歌合戦があるため、どうしても日テレの26日が民放最後にならざるを得ない。これを覆したいフジは何と24日と31日に特番を編成するそうです。調整はこれからですが、紅白歌合戦とかぶらない時間帯か、NHKからの2元中継まで選択肢に入れているようですよ」

 おそらくNHKは、最後の紅白を嵐に司会をさせ、スペシャルメドレーや企画で有終の美を飾らせると思われる。もちろん、裏番組に嵐を登場させるわけにはいかない。

 この放送作家は「あくまで検討段階ですが…」と前置きした上で「紅白の始まる前に録画放送を行う。そして紅白が放送中は別の人間が番組を引っ張り、1部と2部の間のニュース番組でメンバーたちが生出演。さらに紅白が終わった午後11時45分に再びメンバーたちが生出演するプラン」。

 NHK側とも折衝する必要があり、ハードルは高いが、フジの執念を感じさせる。

「実現するかどうかはわからないが、フジはジャニーズ事務所と人事交流までしてますからね。嵐の休止会見がフジの『Mr.サンデー』の放送時間に合わせたように両者は蜜月なんですよ。調整しても不思議ではありません」(芸能関係者)

 対する日テレは26日一本に絞り、企画で勝負するようだが、現時点でフジに押され気味であることは否めない。

 この年の大みそかは嵐が“電波ジャック”しそうだが、注目すべきはその後のメンバーたちの動向だ。その中でもとりわけ“あの男”の衝撃情報を追跡すると…。