ジャニーズ事務所のアイドルグループ「NEWS」で、小山慶一郎(34)と加藤シゲアキ(30)に続き、今度は手越祐也(30)と未成年女性との飲酒疑惑が浮上したことで、日本テレビが大パニックだ。ジャニーズに忖度する上層部に現場は爆発寸前。ところが、同局のラルフ鈴木アナ(44)も同席していたため、ジャニーズ側は超強気だという。さらに手越本人も「自分の言っていることがウソだったら、クビにしてもかまわない!」とタンカを切る始末。いったいどう収めたらいいのか、頭を抱える日テレを横目に手越は逃げ切る?

 小山、加藤ときて“真打ち”手越が登場したことで、さすがに現場サイドからは怒りの声が上がっている。手越と同席した未成年女性側は飲酒を否定しているが、ある制作会社の関係者はこう憤る。

「現場は『いい加減にしてくれ!!』と怒り心頭ですよ。番組の差し替えや苦情の対応で、スタッフは睡眠時間を削って当たっている。『もうあんなやつらを使うな!』という怒声であふれています」

 確かに影響は甚大だ。これまで明らかになっているもの以外でも、本紙は同局の最新情報をキャッチした。すでに収録を終え、7月末にオンエアが決まっていたNEWSのMC番組「奥様は神様」の放送が、無期延期になる可能性が出てきたという。

「『奥様は神様』は昨年10月31日に放送され、深夜帯にもかかわらず高視聴率を取った番組でした。ゆくゆくは『ザ!鉄腕!DASH!!』に取って代わる番組として、局内外の期待を集めていたんです。ところが、今回の飲酒スキャンダルで“止まって”しまったんです」(日テレ関係者)

 加えて、夏の看板番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」(8月25~26日)も大打撃を受けている。

「NEWSは2016年に、小山はピンで17年にそれぞれ『24時間テレビ』でメインパーソナリティーを務めました。その関係で今年のメインパーソナリティーに抜てきされた『Sexy Zone』を支えるべく、いくつもNEWSがらみの企画が用意されていたのです。でも今回のスキャンダルですべてふっ飛びました。本当に勘弁してほしいですよ」(事情を知る関係者)

 もはや現場は青息吐息…。それでもジャニーズ事務所べったりの上層部は何のアクションも起こさない。むしろ、強気なのはジャニーズ側というから驚きだ。

「手越の飲み会に、一回り以上年上のラルフ鈴木アナが参加していたことが明らかになって、ジャニーズ側は『おたくもそうじゃない』と日テレを責めているんですよ。さらに、(未成年者の飲酒で問題になった)昨年12月の小山の飲み会には、テレビ朝日のスタッフが参加していたことをつかんだジャニーズ側は『テレビ局ってどうなってんの!?』と逆にやりこめている始末です」(前出の日テレ関係者)

 それだけではない。当の手越まで超強気だ。

「今回の件でジャニーズ幹部から叱責された手越は『未成年と飲酒はしていない。ウソをついていたらクビにしてもらってかまわない』とタンカを切ったそうです。もし手越まで『世界の果てまでイッテQ!』などの番組から降ろしたら、もうNEWSというグループはもたない。手越がメインキャスターのW杯も始まってしまったし、ジャニーズも押し通すことにしたようです」(同関係者)

 14日放送の報道番組「NEWS ZERO」で渦中のラルフ鈴木アナはロシア・カザンから日本代表選手の様子を笑顔で中継したのに、メインの手越が現れなかったことが、日テレの混乱ぶりを表している。

 日テレは世間からのバッシングとジャニーズ側の板挟み、そして現場からの突き上げで大パニック。手も足も出せない状況で、このままでは手越は逃げ切ってしまいそうだが――。

 別の日テレ関係者は、そうとは限らないと指摘している。

「番組スポンサーが『いい加減にしろ!!』と怒り出したらさすがに日テレも切るしかないし、ジャニーズも守りきれないでしょう。なので今は、ピリピリと張り詰めた大変な緊張状態にありますね。しかも、一連のスキャンダル続きで、あの“ジャニーズ事務所の女帝”メリー喜多川さんが憔悴しきっているとも聞く。やはりどこかでケジメをつけるかもしれません」

 今回報じた「週刊文春」には、さらなる“爆弾ネタ”がもたらされているという。場合によっては第3の文春砲がぶっ放される可能性もある。そうなれば、メインキャスターの手越はW杯の“1次リーグ”で消えてしまうかもしれない。