一部で「未成年女性への飲酒強要」を報じられたジャニーズグループ「NEWS」の小山慶一郎(34)が7日夕、メインキャスターを務める報道生番組「news every.」(日本テレビ系)の冒頭で生謝罪するとともに活動自粛を発表した。

「番組の冒頭ですが、ここで小山キャスターから一部の週刊誌報道について視聴者の皆さまにご説明をさせていただきます」と藤井貴彦キャスター(46)から説明があり、画面に映った小山は相当緊張した様子。唇を震わせながらもしっかりした口調で、話し始めた。

「今日発売の一部週刊誌で、私が未成年の女性と飲酒していたとする記事が掲載されました。そして指摘された飲食の場に、当時19歳の女性が参加していたことが分かりました。私はこの女性から年齢を20歳と告げられていたため、未成年者であるとは知りませんでした。しかし、結果として未成年者がいる飲み会の席に参加し、飲むことをあおるような声を掛けてしまいました。こうした振る舞いは、報道番組としてさまざまなニュースをお伝えし、時には厳しい意見も述べてきた『news every.』のキャスターとして不適切であることは言うまでもありません。本当に申し訳ありませんでした」と、ここで数秒間、頭を下げ謝罪し、こう続けた。

「そこで私は、『news every.』の出演を当面お休みさせていただき、その期間、活動も自粛し、今回のことを反省し、自分をしっかりと見つめ直す時間にしたいと考えています。このたびは本当に申し訳ありませんでした」。小山はここでまた頭を深々と下げ画面から消え、すぐ横の藤井キャスターが強烈な叱咤激励をした。

「今回の件で、本人はこれからいくつもの後悔を抱えながら、反省の日々を過ごすことになると思います。同じ番組で仕事をする仲間ですから、背中を押すような言葉をかけてあげたい気持ちはありました。しかしこのようにテレビで、皆さまからのご批判を正面から受け止め、反省することが今最も大切だと理解している本人には、無意味な優しさなどはかえって不要なものだと感じています。隣にいるのに今言うことではないと思いますけれども、しっかりと反省をして自分を見つめ直してほしいと思います。そしてその先に見違えるほどの変化や成長を見せてもらいたい。それが私と私たちの切なる願いです」

 画面はここでズームアウトし、小山は慌てて頭をまた深々と下げ続けた。険しい表情で立つ藤井アナの横で、小山の後頭部と背中だけが映るというシュールな画面のままCM入りし、小山の2分半近い謝罪生中継は終了。カンペを読んでいたのは明らかだが、かむこともなく、涙も見せなかった。