飛鳥凛 「殺人鬼を飼う女」主演で“4人濡れ場”必死に絡んだ 

2019年04月12日 11時00分

体当たりの演技で難しい役を演じた飛鳥

 12日に公開の注目のサスペンス・ホラー映画「殺人鬼を飼う女」で主演を務める女優・飛鳥凛(28)が、本紙のインタビューに応じた。飛鳥が演じるのは、幼いころに義父から受けた虐待によって、4つの人格と共存する多重人格のヒロインのキョウコ。難解かつ官能的な役だ。ラストでは飛鳥を含む3人の女性が1人の男性を襲う“4人濡れ場”に挑んだが、飛鳥はどのように撮影に臨み演じ切ったのか? 裏話を明かした。

 ――多重人格という難しい役柄だった

 飛鳥:この作品の中の多重人格の登場人物たちは、自分の頭の中で会話が成立して、どこに心があるのか分からない。自分が自分としゃべっているってどういう気持ちなんだろう? 自分を客観視して自分としゃべっているという結論になり、撮影には割とすんなり入れた。

 ――ホラー映画「リング」を手掛けた中田秀夫監督とのタッグは、映画「ホワイトリリー」(2017年)以来

 飛鳥:私自身、どんどんお芝居も好きになって、貪欲な部分もある。監督から同じアドバイスを受けても、以前より自分の中でビジョンがより明確に見られるようになった。

 ――映画ではヌードにもなっているが、それに向けてどのような準備をした?

 飛鳥:別の撮影で10キロ太っていて、ダイエットしなさいって言われた(苦笑)。撮影中も「ごはんは食べるな」と言われた。

 ――ストレス解消法

 飛鳥:撮影現場でみんなとお話ししているのがストレス解消になった。現場が楽しいのは、幸せだった。

 ――主人公の中の4つの人格を、別々の役者が演じた

 飛鳥:撮影前のリハーサルで、共演者の女の子4人と登場人物の人となりについて、それぞれのイメージを話し合った。

 ――3人の女性と男性1人との濡れ場の撮影もあった

 飛鳥:4人で絡み合うシーンは必死に、誰かにしがみついてやった(笑い)。現場に入る前に、監督からスタッフが演じたDVDをもらったので、なんとなく動きのイメージはつかめていた。

 ――濡れ場にためらいは

 飛鳥:なかったが、撮影自体は大変だろうなと。体力勝負で、無理な体勢になる。共演者とはリハでしゃべっている分、気を使わず撮影できた。バンバン一生懸命やろう!という意識で一致団結していた。

 ――監督からの指導は

 飛鳥:細かい指遣いとか、たくさんあった。「女豹のように、目で攻めるような感じで」とか、実際に監督がやってくれたりもした。

 ――殺人、濡れ場と演じ切った。自信になったのでは

 飛鳥:う~ん…。作品を通して、また一から新たな役と向き合おうと思えた。私がお芝居をやりたいのは、いろんな人の人生を体験したいから。今回は役から教わることが多く、新たな発見だった。

 ――役から教わったこととは

 飛鳥:自分の幸せは周りに左右されないということ。人目を気にして追いやられることもない。

 ――つらかったシーン

 飛鳥:お母さんからビンタされるシーン。カットがかかるとケロッとする方だけど、精神、体力がそがれたシーンだった。その瞬間は本当につらくて、感情が押し潰されそうになりガチで泣いた。

 ――挑戦したい役は

 飛鳥:まだ演じたことのない明治時代の人とか。戦争が終わり、初めて女性が1人で強く生き始めた時代の人。

 ――東スポ読者へひと言

 飛鳥:幸せのあり方を考える部分がたくさんある。自分に正直に生きるっていうのが幸せなんだよって気づいてもらえたら。ぜひ劇場でご覧ください!

☆あすか・りん 1991年3月28日生まれ。大阪府出身。2007年、映画「天使がくれたもの」でデビュー。翌年「口裂け女2」で映画初主演。09~10年、特撮ドラマ「仮面ライダーW」(テレビ朝日系)で敵役ヒロインを演じ、人気となった。映画やドラマ、舞台に数多く出演している。