4人組アイドルグループ「チャオ ベッラ チンクエッティ」(岡田ロビン翔子=25、後藤夕貴=24、橋本愛奈=25、諸塚香奈実=28)が、今年8月2日に行う単独ライブ(東京・豊洲PIT)を最後に解散することを所属事務所のホームページで24日、発表した。

 チャオベラは2006年8月2日に6人組グループ「THE ポッシボー」として結成。12年に現在のグループに改名した。解散危機も乗り越えたが、結成12年目での解散という決断に至った。今年1月に開催した中野サンプラザ公演終了後、今後の活動やメンバーそれぞれの将来について、何度も話し合いを重ねていた。解散後はそれぞれがソロ活動に専念する。

 リーダーの岡田はブログでファンへの感謝の気持ちを「テレビで見ていたモーニング娘。さんに憧れ オーディションでつんく♂さんに選んで頂き ステージに立つことはキラキラしていて そんな場所が大好きという気持ちは昔も今も変わりません」と明かす。

 結成時はアイドルブームで多くのグループがデビューする厳しい競争時代だった。

 そんな中でも「アイドル戦国時代と言われ、たくさんのアイドルが誕生する中、隣の芝は青いけど我が道いこうという言葉を胸に、どんな逆境が邪魔をしても決して誰とも比べず、卒業や加入を繰り返すグループではないからこそ 自分達が納得する道を進もうと今まで歩んできました」(ブログから)と“わが道”を貫いた。

 この姿勢こそ、グループが12年も続いた要因だった。音楽関係者は「大々的なブレークには至らなかったが、ステージパフォーマンス力には定評があった。ライブに来てくれるファンが一定数いたからこそ、12年という長い間グループが存続できた。また『モー娘のようになりたい』という憧れの存在があったからこそ、12年という異例の長さで、4人は最後まで粘り通せたのでは」と話している。