ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「Juice=Juice」(宮崎由加=23、金澤朋子=21、高木紗友希=20、宮本佳林=18、植村あかり=18)が25日、都内で9枚目の新シングル「地団駄ダンス/Feel! 感じるよ」の発売記念イベントを行った。

 全国47都道府県ライブを成功させるなど、ハロプロ実力派グループが新曲で新たな一面を開花させた。

 同曲は日本の夏祭りにぴったりな曲調で、振り付けも「(おそ松くんのイヤミのような)『シェー』のポーズがあります!」(金澤)と特徴的。これまでの同グループにはなかった「コミカルさ」がウリだ。

 この日は披露されなかったが、衣装も「プロモーションビデオではハッピに草履を履いているシーンもありますのでチェックしてください!」と宮本はアピールした。

 そのハッピ姿が波紋を広げている。「ザ・ドリフターズの大ヒット番組『8時だョ!全員集合』をほうふつとさせるような姿」(音楽関係者)だからだ。
 これまでは正統派グループとして売り出してきたJuice――が、ドリフのようにコミックソンググループ化してしまうのか。

 このハッピ衣装の意図は「6月に解散する先輩グループ℃―uteのように、殻を破って本格化してほしいという制作サイドの気持ちの表れ」とは前出の音楽関係者。℃―uteが解散すると、ハロプロ内での最年長グループはJuice――になる。

「もう一つブレークしきれないグループに刺激を与えるために、あえてコミカル楽曲に挑戦させた。実はコミカル楽曲というのはスキルが必要とされる。これをやり遂げることでレベルアップを促す狙いがある」(前同)という。

 世界7か国ツアー(米国、英国、フランス、ドイツ、タイ、メキシコ、マレーシア)も決定しているだけに“ドリフ風”で飛躍の年にしたいところだ。