ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「℃―ute」(リーダー・矢島舞美=24、中島早貴=22、鈴木愛理=22、岡井千聖=22、萩原舞=20)が5日、東京・中野区の中野サンプラザで「℃―ute 新春コンサート2017~℃OMPASS~」を行い“解散コンサート”の日程を発表。いよいよ6月の解散へのカウントダウンが正式に始まった同グループだが、最後に向けたメンバーの“仕上げ”もスタートしている。

 新春らしい「晴れ着風衣装」で新年1発目のコンサートを迎えた℃―uteは、1曲目「超WONDERFUL!」でスタートすると、和風テイスト曲「江戸の手毬唄II」では書き初め演出で、「謹」「賀」「新」「年」の文字にとり年の「ニワトリ」の絵を描いて、会場を盛り上げた。

 ライブ終盤のMCで、グループが最後の目標に掲げていた「さいたまスーパーアリーナ」でのコンサートが「6月12日」に決まったことを発表。岡井は「6月11日が私たちの結成記念日。12日を『新たな一歩』にしようという意味があります。みなさん、よろしくお願いします!」と言うと、ほかの4人も「よろしくお願いします!」と頭を下げた。また、31枚目のラストシングルが3月22日に発売されることも併せて明らかにした。

 2005年に結成された℃―ute。パフォーマンスの秀逸さから「アイドルが一番憧れるアイドルグループ」と評されるようになった絶頂期の昨夏、17年6月の解散を公表。ファンに衝撃を与えた。年が明けてその時が日々迫り、メンバーたちの“仕上げ”も始まっている。

「特に顕著に表れているのがリーダーの矢島です。吹っ切れたようにのびのびとパフォーマンスしているのが目に見えて分かると評判です」と音楽関係者。

 これまではハロプロ全体のリーダーとして他グループの後輩を引っ張る役割も担っていたが、それも後輩グループ「アンジュルム」の和田彩花(22)にバトンタッチ。

「重責から解き放たれたことで、自分たちのことに集中する環境が整った。℃―uteはリーダーを中心に一丸となり、最後まで突っ走ることができる」(前出関係者)

 アイドル界最強と称されるパフォーマンスの切れ味がますます増しそうだ。