ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「カントリー・ガールズ」のプレーイングマネジャー・嗣永桃子(24)が5日、東京・新宿区の新宿ReNYで行われた「カントリー・ガールズライブツアー2016冬」で、来年6月30日に芸能界を引退することを発表した。

 結成2周年を迎えた記念日のライブ終盤に衝撃が走った。グループの顔でバラエティー番組などでも大活躍する“ももち”こと嗣永の芸能界引退宣言にファンも騒然となった。

 この「6月30日」というのは嗣永が15年前に「ハロー!プロジェクト・キッズ オーデション」に合格した日。「15年という節目の日に新たな道へ進もうと考え、決断しました」と語った。

 2015年3月3日に無期限活動停止した「Berryz工房」で11年2か月ほど活動。来年6月で合計、約14年近くの「アイドル人生」にピリオドを打つことになる。

「もともとカントリー・ガールズというグループを成長させるため、2~3年で育てたいという思いがあった。みんなが成長するごとに、親離れ的な気持ちがあった」と明かす嗣永。仲間や仕事先に報告した際には「もったいないよと言われました」と惜しむ声が多かったというが、大学で教職課程を学び、幼稚園と小学校の教員免許を持ち、引退後は「幼児教育の勉強をたくさんしていきたい。それから将来的な道を決めたい」との希望がある。

 報告を受けた“教え子”である現メンバーたちは意外にも涙を見せなかった。山木梨沙(19)は「寂しさはあったが(2、3年と聞いていたので)驚きはなかった。残り8か月で嗣永さんから学ぼうと気持ちを固めました」と気持ちを新たにしたという。

 頼もしい後輩メンバーたちを前に「芸能人としても悔いが残らないように。アイドル界に伝説を残したい」と宣言した嗣永。どんな“ももち伝説”が残るのか。