【連載3:アンジュルム・趣味続々】アイドルグループ「アンジュルム」から、独特の趣味を持つ4人が登場。今回は「月のクレーター」と「怪獣」が大好きな相川茉穂(17)が、その魅力を熱く語ります。なんとUFOを目撃したこともあったとか!

【クレーター&UFO】小学校の低学年のころから宇宙が好きです。きっかけは家族とキャンプに行った時、近くにいた人に大きな望遠鏡で土星の輪を見せてもらったことでした。肉眼では点にしか見えないのに、輪ってこうなってるんだーと、その経験が大きかったんですね。中学の終わりごろ、お母さんに相談して天体望遠鏡を買ってもらい、それ以降はお仕事や天気の問題がない限り、毎日天体望遠鏡をのぞいています。

 何を見ているかというと、星や星座ではなく、月のクレーターなんですよ。クレーターって日によって見え方が変わるんです。月って毎日満ち欠けしますよね。それに伴って見えるクレーターもどんどん変わっていくので、前日まで見えていたクレーターが見えなくなって、今日は別のクレーターがよく見えるとか、日によって全然違って、それを観察しているのが楽しいんです。時々天体望遠鏡に携帯電話のカメラをつけて写真を撮って、ブログに上げてます。
 そうやって夜空ばかり見ているから、UFOを見たこともあります。3つの光が一緒にゆっくり回りながら動いていて、いなくなったと思ったら瞬間移動して別の場所に現れたんです。ただこの時は肉眼ではよく見えたのに、うまく写真が撮れなかったんです。誰も信じてくれないんですが、あれは絶対にUFOです!(本紙は信じます)。

【怪獣大好き】宇宙が好きだったのも関係あると思うんですが、中学の途中ぐらいから、「ウルトラマン」シリーズに出てくる怪獣がとても好きになりました。これはお母さんの影響も大きかったですね。

 怪獣に対する印象って、「怖い」とかが一般的だと思うんですよ。でもお母さんは「この怪獣かわいいよね」と言っていて、“あ、そういう見方があるんだ。言われてみればこれもかわいい!”とどんどん怪獣のデザインが気になるようになっていったんです。そこからおじいちゃんの家にあった怪獣図鑑を見たり、自分でいろいろ調べて、怪獣のことを研究していきました。

 怪獣や星人のデザインを考えた人ってすごいですよね。カネゴンやピグモンのかわいい形、ダダの顔や体の模様、ジャミラの頭と肩が一体化した形、ゼットンの「悪い怪獣」の模範解答みたいな形、見てるだけで楽しくなっちゃうバルタン星人…。ほんと、デザイナーさんはどうやって思いついたんだろう? ウルトラマンの展覧会で怪獣デザインの展示を見ていたら、「ここの皮は硬い」とか、細かい設定も書いてあったんです。なんとなく「怖い感じで」じゃなく、細部まで考え抜かれてあの形になっているんですよね。

 怪獣って基本的に悪者扱いだけど、人間が原因をつくり、怪獣が怒って、それをウルトラマンが倒すという話もあります。つまり悪いのは怪獣じゃなくて人間で、ウルトラマンが怪獣倒すのおかしくない?と思うこともあるんですよ。

 私は怪獣サイドから見ているから、もし自分が出演するなら、怪獣の中に入るか、○○星人として怪獣を操りたいです。そしてその時はウルトラマンに勝つ気で行きます。勝ったら、今まで負けていた怪獣と盛り上がってハッピーな怪獣世界を作る。そういう妄想をよくしているんです(笑い)。

☆あいかわ・まほ 1999年3月26日生まれ。神奈川県出身。ハロプロ研修生を経て2014年10月4日にアンジュルムに加入。最新シングル「次々続々/糸島Distance/恋ならとっくに始まってる」発売中。5月30日に武道館にて「アンジュルム コンサートツアー 2016春『九位一体』〜田村芽実卒業スペシャル〜」開催。