【モー娘連載(9)】牧野真莉愛 メンバーの卒業は悲しいけどチャンスでもあります

2016年05月22日 16時00分

日本ハムファンの牧野真莉愛

【連載・19年目のモーニング娘。(9)牧野真莉愛】もうすぐデビュー20周年イヤーを迎えるモーニング娘。’16のメンバーが日替わりで登場。今回は12期、愛知県出身だけど北海道日本ハムファイターズの大ファン、牧野真莉愛(15)が、同期やメンバーの卒業&加入などについて語ります。
 
【加入まで】私、オーディションを受けるまで、アイドルになろうと考えたことありませんでした。お母さんが10期メンバーオーディションにこっそり応募したんです。「受かる気がしないから、締め切りギリギリに真莉愛に内緒で出した」と言ってました。

 1次審査を通ったと通知が来たけれど、地元名古屋での2次審査の日が、習っていたバレエの発表会と同じ日。悲しかったけど「発表会がありますので」とお断りの連絡をして、“もう無理だから諦めよう”と思っていたんです。そしたら名古屋の翌日、大阪会場で受けられると教えていただいて、お母さんと大阪まで受けに行きました。

 結局この時は3次審査で落ちました。このころには「モーニング娘。に入りたい!」と思うようになっていたんです。

 小田さくらさんが1人だけ合格した次の11期オーディションでは最終審査まで残りました。競争だから普通はピリピリするものなのに、この時最終に残った6人は仲が良くて、「みんなで頑張ろう」という雰囲気でした。小田さんは優しくて、私がホテルで課題曲の練習をしていると、振りを教えてくれたんです。それに小田さんは歌もダンスもすごくうまかった。

【習い事】加入前の私は、学校が終わったらほぼ毎日習い事。月曜日から英語、習字、ミニバスケット、バレエ、スイミング、発明クラブ、と通っていて、バレエは週に何回かあったから、発明が終わったらバレエとかそんな日々でした。お母さんはやりたいことを全部やらせてくれて、「辞めたい時はすぐに言って」と言ってくれてたんですが、辞めたいものがなかったからどんどん増えて(笑い)。

 中でも発明クラブは楽しかったです。工場で働いている方が指導してくれたり、設計図を書いていただいて、そこから本棚を作ったり。

【合格発表】学校から帰って来てリビングのドアを開けたら、カメラマンさんとマネジャーさんがいて、知らない人がいっぱいいるのに驚いて尻餅ついちゃいました(笑い)。靴を隠してあったから全くわかりませんでした。

 座ってDVDが再生されると、道重さんが「真莉愛ちゃん、こんにちは」って。“え!道重さんが私にメッセージ!?”とドキドキしていると、「おめでとう」と続いたんです。合格だと聞いて“本当?”とびっくりし、なんだかふわふわした感じになっていました。

【同期】武道館でのお披露目の日、部屋に入ったら同じ研修生出身の羽賀朱音ちゃんがいて、あと席が2つある、2人かな、と朱音ちゃんと話しながら待っていたら、尾形春水ちゃん、野中美希ちゃんが来ました。私、実はこの日、すごい緊張していてあまり話せませんでした。研修生で朱音ちゃんより先輩だったし、この4人では一番経験があったから、自分がしっかりしないといけないって考えてたんです。

 朱音ちゃんはウキウキしていて、野中ちゃんに「英語話せるの? 私も習ってた。英語イエーイ」って言ってたんですけど、野中ちゃんが帰国子女でレベルが段違いであることは、その時まだ知りません(笑い)。

 研修生時代の関係から、最初は朱音ちゃんが私に敬語を使ってたんです。でもモーニング娘。では同期。敬語は必要ないから「やめて。普通にして」と言ったのにやめてくれない。そのうち他の2人も「牧野さん」と敬語を使うように。その状態を見た小田さんが「同期だから敬語はやめなよ」と言ってくれて、やっと普通に話せるようになりました。

 最近気がついたんですけど、12期って4人ともすごく空気を読むタイプです。今は落ち込んでるからそっとした方がいいとか。まだ4人一緒に遊びに行ったことがないんですが、これはたまたま予定が合わないだけ。打ち解けてますよ。

【卒業&加入システムについて】モーニング娘。は、メンバーが加わるごとに「あの人に追いつきたい」「新しく入った子に追いつかれないように」といういろんな気持ちが生まれ、それが積み上がることで進化していくんだと思います。

 卒業は悲しいけど、卒業されて空いたパートを誰かが歌うという意味ではチャンスです。私は「ブレインストーミング」の道重さんのパートを歌うことになった時、うれしいと同時に、他の人に渡せば良かったと思われないように頑張ろうと思いました。

 鞘師里保さんの卒業を聞いた時、悲しいと同時に私の中で変化がありました。それまで「新人です」でやってたけど、これからは一人のメンバーとしてしっかりしなきゃと思うようになったんです。

 鞘師さんはお洋服を下さって、広島公演や武道館の時はその服を着ていって、一緒に写真を撮っていただきました。

 鈴木香音さんは同じ愛知県出身で、私にとって一番お話しした先輩だったからすごく寂しいです。「鈴木さんへのメッセージを書いて」という企画でいろんなことを思い出していたら、悲しくて涙が止まらなくなりました。お母さんに「なんで泣いてるの?」と不思議な顔をされて(笑い)。

 鈴木さんは私が落ち込んでいる時に声をかけてくださって、一緒に遊びに行ったこともありました。学校の近くまで迎えに来てくださって、そのままご飯に行ってお茶をして、一緒に愛知に帰ろうね、お祭り行こうねっていっぱいお話しできたんです。今は気が付いたら鈴木さんの近くにいます。いなくなったらどうなっちゃうんだろう。どうしたらいいんだろう。

 鈴木さんの卒業は悲しいけれど、これからもファンの方々やスタッフの皆さんに愛されるグループになれるよう、私はあいさつや当たり前のことをきっちりやるように日々心がけていきます。

☆まきの・まりあ=2001年2月2日生まれ。愛知県出身。オーディションを経て14年9月30日からモーニング娘。に加入。モーニング娘。’16コンサートツアー春〜EMOTION IN MOTION〜開催中。5月11日に最新シングル「泡沫サタデーナイト!/The Vision/Tokyoという片隅」発売。