人気タレント、マツコ・デラックス(43)にそっくりな人間型ロボット“マツコロイド”を製作し、ブレークさせた日本テレビが、またしてもマツコものでひと儲けをたくらんでいるという。

「なんと等身大の抱き枕を日テレ通販限定で販売するという計画があるんです。名付けて『抱き枕マツコちゃん』。しかも、専用のアプリをダウンロードすると自分がアレンジした言葉を話す機能付き。実際に発売されればセンセーショナルな商品として話題になること間違いありませんよ。マツコロイドに味をしめた制作局幹部はノリノリで特別予算を申請したそうですよ」(事情通)

 マツコ枕のクオリティーに関しては、2015年4月に“世界初のアンドロイドバラエティー”と銘打ち放送された「マツコとマツコ」(4~9月)の制作陣らが協力。企画開発段階から参加するという。

「現在、マツコロイドの開発者である大阪大学の石黒浩教授にも参加を呼び掛けているようですから、日テレの本気度が伝わってくる。マツコロイドは人気長寿番組『笑点』で大喜利をやったのをはじめ、お笑いコンビ・TKOや、サンドウィッチマンとのコント、ナイツとの漫才まで披露し、世間をあっと驚かせた。さらにモーニング娘。’15のコンサートにも出演し、ダンスをするなど完成度の高さを立証した。同じスタッフがマツコ枕の開発に参加しているとすれば、かなりのレベルになりますよ」(玩具メーカー幹部)

 いまや好感度も抜群となったマツコの抱き枕となると、一人暮らしの男女を問わず売れそうだが、ここへきて暗雲も垂れこめてきたとの情報もある。

「企画倒れに終わる可能性が出ているんです。ネックは価格。スタッフが望むハイクオリティーを実現すると販売価格は1体30万円超になる計算になってしまったのです。なので、今後は少しレベルを落として、録音されたマツコの声を再生する機能を残し、スマートフォンと連動してアプリをダウンロードする形で再生し、できるだけ低価格にしようという動きになっています」(広告代理店関係者)

 果たして、マツコ抱き枕の発売にこぎ着けるか、注目だ。