【鞘師里保インタビュー(前編)】大みそかを最後に「モーニング娘。’15」を卒業するエース・鞘師里保(17)。卒業する理由、卒業後にやりたい意外なこと、恋愛…卒業を目前に控え、大いに語った。

 ――卒業を決めた経緯を

 鞘師:道重(さゆみ)さんが卒業して(2014年4月発表、11月卒業)、順番でいえば次は9期。そこで改めて自分のことを考えたら、この5年間で本当にたくさんのことを学ぶことができたんですが、一方で同い年の友人と話すと感覚が違って不安になったり、話しててボキャブラリーが足りないと思うことが。私は周りより勉強できてないかも、このままじゃダメじゃないかと考えるようになったんです。

 ――なぜこのタイミングで

 鞘師:20歳になるまでに、勉強したかったんです。17歳でまだ吸収できる時期ですから。道重さんが卒業される時、誘っていただいておすしを食べにいったんですが、道重さんのことが大好きなのに、ほとんどしゃべれなかった。そのころから自分を変えなきゃいけないと意識し始めました。

 ――留学しようと思ったのは

 鞘師:去年10月のニューヨーク公演の時、ブロードウェーに出演している人たちが店員をやってるレストランに行ったんですよ。店員さんが歌や踊りを披露しながらテーブルを回るんですが、それがめちゃレベルが高い。こんなにスゴイ人たちがステージだけでは食べていけずアルバイトしてるなんて…。自分はまだまだだと思ったし、同時に悔しくて…。

 ――それでダンスと歌をもっと勉強したいと

 鞘師:はい。あれ以降、海外で学ぶ機会があればとずっと思ってました。

 ――卒業後にやりたいことは

 鞘師:英語、歌とダンス、それからモデルルームをもっと見たいです。

 ――モデルルーム?

 鞘師:大好きなんです。両親も好きで、この前は2軒、多い時は5〜6軒回ることもあります。自分が住んだらってイメージするのが楽しいし、アイデアをもらって自分の部屋に生かしたり。お年寄り向けに全て1階で済むように造られた家なんて素晴らしかったですよ。いつか自分で設計して家を建てたい。東京は土地が高いから、広島に。あ〜モデルルーム行きたい。(マネジャーに)今から行けませんか?

 ――無理だそうです。ところで卒業と同時に恋愛も解禁?

 鞘師:ん~、OKと言われてもしばらくないでしょう、という感じです。そこは今後の人生で重要視してませんでした(笑い)。やりたいことがいっぱいありますから。結婚しないとか思ってるわけじゃないけど、まだ17歳ですし。(後編に続く)

☆さやし・りほ=1998年5月28日生まれ。広島県出身。11年に「モーニング娘。」に加入。9期。29日に60枚目のシングル「冷たい風と片思い/ENDLESS SKY/One and Only」が発売。鞘師卒業後のモー娘およびハロプロは1月2日からの「Hello! Project 2016 WINTER」(東京・中野サンプラザ)で始動。