センター・鞘師里保(17)が今年いっぱいで卒業するアイドルグループ「モーニング娘。’15」を背負う10期メンバー・石田亜佑美(18)と同12期の尾形春水(16)が、本紙インタビューに応じた。石田は「今までは認めてこなかったんですけど、離れて気づいた気持ちがあった」と鞘師への“淡い恋心”を初告白。尾形は「これまでは遠慮していた部分があったけど、2016年は私もセンター目指します!」と決意表明した。

 石田と鞘師はダンスでトップの座を争っていた間柄だった。そのライバルが卒業する。

 石田は「鞘師さんが卒業発表してから、初めて『鞘師さんとダンスをするのが好きだった』という自分の気持ちに気づきました」と明かす。

「少女漫画みたいな話なんですけど(笑い)。『離れて気づく恋心』です。ファンの方に『ダンスのライバルは鞘師ちゃん?』って聞かれても、これまでは『いや…別に』っていう感じだった。強がってたんですね。その思いが卒業発表であふれ出したんです」

 コンサートでは鞘師と2人で「ダンスバトル」をするのが恒例にもなっていた。

 石田は「横並びで踊れていることに、内心は『よっしゃー!』って感じだった」と照れ笑い。今後は他のメンバーと石田のダンスバトルも想定されるが「もしかしたら、そういうこともあるかもしれないんですけど、本音を言うと、今は鞘師さん以外の人と踊るのは嫌だな、と思ってますね。受け入れられないです」とぶちまける。先輩の“本気告白”に尾形も「すご~い」と頬を紅潮させ「これって(恋愛漫画で言えば)数年後に再会するパターンじゃないですか?」と2人の青春ストーリーを盛り上げた。そんな尾形も鞘師の卒業には「さびしい。実感が湧いてきました」と明かす。

「12月8日の武道館ライブが終わった後は実感なかったんです。これからも一緒にいる感じがしていた。ただ、最近カウントダウンコンサートのリハーサルが始まっていて、鞘師さんがいない12人での振り付けをやっていると、さびしくなってきました。鞘師さんが安心してくれるような12人にならないといけないですね」(尾形)

 また“絶対的エース”鞘師の卒業で、来年からの「’16(ワンシックス)」体制はまったくの白紙で、センター争いも激化必至だ。

 尾形は「最近よくセンター争いのことを聞かれるようになった。私を含めて12期メンバーは『私なんて…』と遠慮してたんですけど、16年は気持ちで負けないように『私もセンターになります』というぐらいに!」と宣言。

 一方、石田は「私は負けず嫌いなんですけど、口に出せないタイプなんです。周りの雰囲気とかも気にしちゃう。前に出たら『お前、何なんだよ!』って言われないかなって」という一面もあるという。

 そんな石田に大阪出身の尾形は「めっちゃかわいい! ほんまに少女漫画の主人公みたいですね~」とツッコミを入れた。

☆いしだ・あゆみ=1997年1月7日生まれ。宮城県出身。O型。ニックネームは「だーいし」「あゆみん」の愛されキャラ。イメージカラーは青。2011年9月に10期メンバーとして加入。特技はキレキレのダンス。東スポケータイサイト「東スポ芸能」でコラム「ハロプロ+愛(プラスラブ)石田亜佑美責任編集~私のこと教えます!~」を好評連載中。

☆おがた・はるな=1999年2月15日生まれ。大阪府出身。2014年9月30日に12期メンバーとして加入。特技はフィギュアスケート。グループは60枚目の新シングル「冷たい風と片思い/ENDLESS SKY/One and Only」を29日にリリース。