人気アイドルグループ「モーニング娘。’15」の鞘師里保(17)と石田亜佑美(18)の対談特別編。最終回は「道重卒業後のモー娘。」。

 ——道重さんが卒業して、それぞれの関係性が変わった

 鞘師:何をするにしても、道重さんが関係していた感じだった。

 石田:道重さんのために頑張ろうという感じだったですね。

 ——自分がトップになるために心がけていることは

 石田:春ツアーがそうだったんですけど、みんなが「大変だ」という中で、私は体力に自信があって結構「もしかしたら、私、イケるぞ」っていうのがあった。だから、ライブ中つらそうなメンバーがいたら、アイコンタクトで励ましてあげたりとか…。あと、ファンの方も激しいライブで、つらそうな感じもあったんです。バテてるのが見えた時は、そっちのほうを見て「いやいや、頑張ってついて来いよ!」という感じで笑顔を送るようにしてました。

 ——ファンがつらそうなのも見える! すごい成長

 石田&鞘師:見えます!

 石田:表情曇ってきたりとか、全体の声のトーンとかでも分かります。

 ——心がけていることは

 鞘師:「ごまかさない」こと。私は「表現力」にこだわっているんです。それで思いついたアイデアとかをパフォーマンスに生かすことを最近は、やっているんです。それでファンの方に「存在感が出てきたね」と言われることも増えました。実は私は、自分の見た目に花がないなって思ってて。

 ——そんなことない

 鞘師:いや、自分ではそう思っているんです。地味というか、客観的に見てもそう感じてて。でも、それをメークや衣装とかで何とかしようとは思ってなくて。むしろノーメークでもファンの人に、歌やパフォーマンスで伝えられるぐらいにしたい。自分の内側から表現することにエネルギーを注ぐようにしてます。だからといって、外見に手を抜くということではないですけど(笑い)。だから、いっぱい勉強してますね。

 ——最後に、今後のグループについて教えて

 鞘師:新しい体制になって、ツアーとか舞台とか、いろんな機会をいただいている。そこで全力で頑張るか、頑張らないかで次のチャンスに影響してくる。だから、1年が終わったときに「’15、良かったね」という声が聞こえるように、あと半年頑張りたいです。「ワンファイブ」って名乗れるのも2015年の1年間限り。だから、改名してすごく時間を大事にできるようになりました。

 石田:’15になって、みんながライバル。常に気を抜く瞬間がなくなった。「頑張る」と口でいうことは簡単なんですけど、本当の意味での「頑張る」を知りたい。言葉はごまかしもできるけど、1年終わってみんなから「頑張ったね」と言われるように、それくらい本気になって、毎日頑張っていきたい。一日一日気を抜かずに!(おわり)