昨年の「全日本美声女コンテスト」でグランプリに輝いた辻美優(18)と準グランプリの高橋美衣(17)と花房里枝(19)の3人で結成された新ユニット「elfin’(エルフィン)」が24日、都内でお披露目イベントを開いた。

 1万4434通の応募が集まった同コンテストで、激戦のなか栄光を勝ち取った3人。イベントでは、8月5日にリリースされるデビューシングル「Colorful Fantasy」を熱唱した。ミュージカルのような伸びやかな歌声とバレエのような軽やかなダンスが特徴。リーダーの辻は「とても緊張したけど、みなさんの前で歌えて幸せです!」と声を弾ませた。

 今後の飛躍に期待が集まる3人組ユニットだが、新人のため素顔は知られていない。特に個性が強いのは辻という。

「10代らしからぬ落ち着きがあります。番組に出演した時、辻は『なるへそ~』と昭和時代にはやったフレーズを使うんです。だから、平成生まれなのに周囲からは『“昭和の女”ですね』とか『本当に新人ですか』と言われます。年齢詐称疑惑がささやかれるくらいで(笑い)。『モーニング娘。』でいえば、中澤裕子さんのようなポジション。辻はモデルや子役をやったりと『elfin’』の中でも芸能活動の経験は豊富だから、すでに貫禄がにじみ出ているのかもしれません」(関係者)

 この日、ゲスト出演した、人気漫画「ドラゴンボール」孫悟空の声優で知られる野沢雅子(78)は「私は1年前に(美声女コンテストで)審査した。最初落ち着きがなかったけど、今は落ち着いている」、女優の河北麻友子(23)は自身のデビュー時を振り返り、「私はこんなに堂々としていなかった」と絶賛。昭和の香りが漂う新人歌手に注目だ。