元「モーニング娘。」の小川麻琴(27)が13日、公式ホームページで、3月末をもって芸能界を引退することを発表した。小川は「13歳からこれまで活動してきた芸能の世界を一旦離れることにしました。ここ数年自分なりにずっと考え、悩んだ末の決断です。30歳を目前にした今、これまでの道を一度完結させて、これからは小川麻琴という一人の女性として、ゼロから新たな道へのスタートをきりたいと考えています」(抜粋)と胸の内を明かした。


 今後については未定で、最後の仕事は今月28、29日に横浜市のパシフィコ横浜で行われるイベント「SATOYAMA&SATOUMIへ行こう 2015」出演となるという。


 この引退で浮き彫りとなってくるのが「モー娘OG」たちの“ライバル競争”だ。


「OGも数が多くなってきて、仕事の奪い合いになっている。何か1つ、人を引きつけるキャラクターがないと、埋没してしまう」とある局ディレクターは指摘する。
「中澤、安倍、辻、保田、吉澤、藤本などなど『元モー娘』多いでしょ。矢口だって、バッシングされまくって、あれだけの逆風の中でも必死にもがいて仕事をしている。そんな猛者たちが争っている中で抜きんでるのは至難のワザ。30歳を手前にして、人生を考え直したのは本人のためにも良かった。将来的に、小川と同じ選択をするモー娘OGも増えるでしょう」(前出のディレクター)


 最近では小川の後輩だったグループ「Berryz工房」が活動停止を決めた。メンバーは全員20歳前後ながら、将来を真剣に考えた末の決断だった。


 モー娘時代も競争だったが、卒業後も競争していかなければ生きていけない。アイドルの道は厳しい。