元「モーニング娘。」の加護亜依(26)の夫A(47)が出資法違反(高金利)容疑で警視庁から逮捕状が出ている事件で、Aの暴力団との濃厚な関係を含むウラの顔がみえてきた。加護は女児出産を経て昨年8月に芸能活動を再開。今年6月に3人組のガールズユニットを結成し、活動を本格化していたが、事件で再び表舞台からの撤退を余儀なくされそうで、Aが起訴された場合、離婚を決意するともみられている。

 加護の夫Aにかけられているのは、昨年9月、都内に住む飲食店経営者の知人男性に対し、約250万円を貸し付け、法定金利以上の不当な利益を得た疑い。

 被害者は都内でクラブなどを経営していた男性で、関係者によると「Aは現金の貸し付けの場に暴力団幹部Bを同席させ『このカネはBさんからのカネだ』と、返済が滞ったら怖いぞという意味で脅したそうです。それで結局、利息だけで百数十万円を支払わされた」という。

 Bは指定暴力団山口組弘道会傘下の小松組幹部で、23日に逮捕されたが、別の組員も登場する。「経営者の元には別の暴力団組員Cが来て250万円を脅し取っている。このCは山口組内でも別の傘下の組員で、ほとほと困った経営者が警視庁に被害届を出していたのです」(同関係者)

 加護の夫Aは現在も都内一等地をはじめ、韓国やベトナム、サイパンなどに複数の飲食店を所有するヤリ手経営者といわれているが、今回の逮捕状で暴力団とのつながりが深い“ウラの顔”が裏付けられた形だ。

「複数の店のうち、オーナーなのは数店だけで、多くはスポンサーからの出資で店をプロデュースして運営するのがAのスタイル。スポンサーからの信用を得るために妻の加護はもちろん、過去には華原朋美、小倉優子との関係を誇示していたこともある。麻布十番の高級個室カラオケレストランも実は経営者ではなかったのですが、暴力団が利用していたこともあり、最初の逮捕後、オーナー側からAは追放されています」(飲食店関係者)

 その最初の逮捕は、2011年9月、暴力団の名前を出して借金を踏み倒そうとした恐喝未遂容疑だったが、処分保留で釈放されていた。

 捜査関係者は「前回の逮捕のときは、検察が暴力団とのつながりがいまひとつはっきりしないとの理由で釈放しましたが、その後もAは暴力団との関係を断つどころか、深めていた。暴力団摘発強化月間の今、現役組員はもちろん、暴力団の資金源となっている重要人物としてAを検挙することになった」と語る。

 今後、逮捕・起訴されれば、妻の加護のイメージダウンは必至だ。それに加え、愛娘(2)のためにも「離婚はやむなし」という空気になるともみられている。