元「モーニング娘。」矢口真里(31)が約1年5か月ぶりに芸能活動を再開した裏で、「モー娘。」で同じ時代を過ごした加護亜依(26)が大きなトラブルに巻き込まれていた。東京都内の男性に違法な金利で金を貸したとして、警視庁荒川署が出資法違反(高金利)の疑いで、加護の夫で40代の会社役員Aの逮捕状を取ったことが分かった。

 関係者によると、Aは昨年9月ごろ、知人で既に同容疑で逮捕された指定暴力団山口組系幹部の40代の男と共謀し、約250万円を貸し付け、法定金利以上の不正な利益を得た疑いが持たれている。警視庁はAの行方を追っている。

 2011年9月にもAは恐喝未遂容疑で逮捕されている。暴力団の名前を出して借金を踏み倒そうとした疑いだったが、処分保留で釈放された。当時Aと交際していた加護も警察から参考人聴取された。その後、加護は心身が不安定となったのか、精神安定剤を服用し手首を切り自殺を図ったとして、病院に救急搬送される騒動を起こしていた。

 振り返れば、2000年にモー娘。に加入し、順風満帆の芸能活動を送っていた加護だが、04年に同グループを卒業してからは波瀾万丈だった。06年に未成年喫煙写真を写真誌に激写されて謹慎。翌年再び週刊誌に喫煙写真が掲載され、当時の所属事務所を解雇。事実上の芸能活動休止状態となった。08年に芸能活動を再開するも、その翌年には俳優との不倫騒動が勃発。そして11年の自殺未遂…。

 とことん落ちるところまで落ちてしまった加護だったが、同年末にAと結婚を発表、翌年には女児を出産。今年に入るとオーディションに合格した2人のメンバーとガールズユニット「Girls Beat!!」を結成し、精力的に芸能活動を行っていた。加護が率いる同グループは追加メンバー募集のオーディションも開催していた。

 そんな矢先、暴力団関係者とともに夫のAに逮捕状が出てしまった。加護にまったく罪はないとはいえ、夫が起こした不祥事に決して無傷ではいられないだろう。私生活、そして芸能人生とも、再び苦難の道を歩むことになりそうだ。