高橋愛「プラチナ期」振り返り モー娘DNA語る

2014年09月28日 09時00分

高橋愛は6代目リーダーだった

 道重さゆみ(25)率いる「モーニング娘。’14」が“復権”するなか、歴代もっとも優れたパフォーマーと評される高橋愛(28)が、現在の「モーニング娘。’14」についてインタビューで語った。一方、自身がリーダーとして活躍した4年間は「つらかった時代」と振り返る。だが当時を「プラチナ期」と呼び、再評価する声が音楽誌などで上がっていることについては「うれしい」と素直に喜んだ。

 ——2007年、藤本美貴のあとを受け6代目リーダーになった

 高橋:突然で心の準備ができてなかったですね。当時、メンバー同士ぶつかったこともありました。キャラクター的に私、リーダーっぽくなかったし、どうしたらいいんだろうって不安だった。そのときに一番話を聞いてくれたのが初代リーダー中澤裕子さんでしたね。

 ——帝王学を学んだ

 高橋:すごく残った中澤さんの言葉は「モー娘はリーダーでカラーが変わる。こうでなきゃいけないではなくて、愛ちゃんらしくていいんじゃない。無理しなくてもいい」。ああ、頑張って叱らなくていいんだ。無理して引っ張んなくていいんだと思い、気が楽になりました。

 ——当時のメンバーは「愛ちゃんが怒ったのを見たことない」と言っている

 高橋:いや、怒ってはいるんですけど、泣いちゃうんです、私。「モーニング娘。はこうだから、うわ〜〜ん」みたいな。「説得力ないよ、愛ちゃんって」と、見られていたと思います。リーダーだった私が、メンバーに相当迷惑かけたと思うんです。

 ——高橋愛がいなかったら、今のモー娘はなかったと言われる

 高橋:そんなことはないですが、今、そう言っていただけるのはすごくうれしいです。でも、当時ってすごくつらかったし、モーニング娘。があがいていた時代ではありました。先輩からも、○○だからダメだって言われるし、でも自分たちは自分たちでパフォーマンスのレベルを上げている状態だった。

 ——プラチナ期はパフォーマンスが抜群だった

 高橋:つんく♂さんが書いてくれる曲はどんどんレベルが上がり難しくなった。パフォーマンス力には、それなりに自信がありましたね。そこは誇れるところです。もちろん粗削りの部分もありましたが、上を目指して、昔よりは私たちはカッコイイ、モーニング娘。なんだという自信はありましたね。一方で、何をやってもうまくいかなかった時代というか…。そう言われても仕方なかった部分もあった。

 ——そのとき見えたものは

 高橋:そこで支えてくださったファンのありがたさを感じましたね。アジアツアーなどを経験させていただけたし。そういう時代をファンの方々とともに、みんなで諦めずにやってきて、今評価されているというのはうれしいし、ジュンジュンもリンリンも喜んでいます。きつかった分、余計うれしいですね。

 ——練習量はハンパない? 

 高橋:常にダンスレッスン入れてくださいって言ってました。常にツアーのVTRを見て、ここ揃ってないから、ここ揃えようとか、先生に言われるだけではなくて、あのコができてないから、ちょっと呼び出して、練習をやってましたね。9期(譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音)より前のメンバーはすごくつらかったと思います。だから私がリーダーだった4年間はみんな、たぶんつらかったと思います。

 ——高橋愛のDNAは今のメーンの9期に受け継がれている

 高橋:一緒にステージを踏んだ9期のコたちに、これを言っちゃあ、まだ早いというのがあったりしました。でも、やっぱり伝えなければならないこともあって、なるべくコミュニケーションをとりました。

 ——エースの鞘師は抜群のパフォーマーに育った

 高橋:鞘師は私にないものを持っています。だから(モー娘を)頼むよって言ってます。こんなにカッコイイ娘いなかったですもの。幼いときからダンスをやっていて貴重な存在。ただ、勘違いしてほしくないのは、ダンサーじゃないということ。歌で伝えることが前提なんですよ。そこについてくるダンスなので、ダンスだけにならないように、とはずっと言ってました。

 ——鞘師はさらに自覚が出てきた

 高橋:本人も頭がよくてすごく吸収するコなので最近は、歌もグーッと伸びてきてます。今のモーニング娘。もカッコイイと思います。オリコンでシングル5作連続1位を取ったことも、彼女たちの自信につながっているのではないでしょうか。いつも応援しています。

☆たかはし・あい=1986年9月14日生まれ。血液型=A。福井県出身。2001年モーニング娘。第5期メンバーに選ばれる。07年6月、6代目リーダーに就任しパフォーマンスを研ぎ澄ませた「プラチナ期」のエースとして活躍。11年9月30日、モー娘を卒業。13年、ミュージカル「赤毛のアン」に主演。14年9月20日公開の「カラアゲ★USA」で映画初主演。映画では、連れ子とともに故郷に出戻る彩音役を熱演。