
「モーニング娘。」プロデューサー・つんく♂(45)の狙う“モー娘世界進出”が、いよいよ本格化しそうだ。モー娘は有力視された大みそかのNHK紅白歌合戦出場は、惜しくも落選。28日、「コンサートツアー2013秋~CHANCE!~」千秋楽(東京・日本武道館)でリーダー道重さゆみ(24)はMCで「良い一年でしたけど、年末は残念でした。でも(気持ちは)前向きに頑張ってます!」とあいさつ。他のメンバーたちも悔しさはあるようだが、つんく♂は日本を飛び越えた次なるステージを目指していた。
「モー娘の音楽性の変化が一番の証拠」と指摘するのは、ある音楽関係者。
モー娘は近年、世界で流行しているEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)を取り入れ、パフォーマンスの進化を図っている。さらにダンスも複雑なフォーメーションで、形の整った美しさが売りだ。
「実際、海外でのモー娘人気はすごい。AKBやももクロも人気はあるが、モー娘はそれを上回ります。もちろん言葉は通じないが、他のグループにはない『音楽性』という武器があるから。ひと時代前のモー娘はバラエティー番組で重宝される“タレント力”が特徴だったが、今はアーティストとして見られている。そこが強み」(前出関係者)
来年には欧米へのプロモーション活動も強化されるという。つんく♂は、グループを世界的にブレークさせ、逆輸入で来年の紅白出場という青写真を描いている。