「ハロー!プロジェクト」のアイドルグループ「Juice=Juice」が4日、東京・国立代々木競技場第一体育館で秋ツアーの千秋楽公演を開催した。このライブをもって、観客による写真撮影を解禁したのだが、その理由は?

「モーニング娘。」などが所属するハロプロで初めての解禁となった。リーダーの金澤朋子は「どうせならSNSでトレンド入りさせちゃおう!」と呼び掛けるなど、メンバーたちも大騒ぎだった。

 その理由について、テレビ局関係者は「世界進出を見据えてのもの。実は世界的に言えば、ライブ中の写真撮影はOKな国がほとんどなんです。今後、Juice=Juiceは海外ファンのさらなる取り込みを狙っていて“海外基準”に合わせるという狙いがあるのではないでしょうか」と話した。

 ライブは6月発売のシングル「『ひとりで生きられそう』って それってねえ、褒めているの?」でスタート。続けて新曲「プラトニック・プラネット」や「Borderline」「微炭酸」「Va-Va-Voom」、最後は「未来へ、さあ走り出せ!」でフィナーレ。

 モー娘などのハロプロアーティストが単独公演で、2020年東京五輪の会場でもある代々木競技場の舞台に立つのは04年の松浦亜弥以来で、Juice=Juiceとしては初めて。ハロプロきっての実力派パフォーマンスグループの名にふさわしく、ハイレベルなステージで9000人の観客を沸かせた。

 オリンピックイヤーの来年は、ライブにも海外から多くの客が訪れると見込まれている。Juice=Juiceが海外にハロプロおよびアイドル文化をアピールする役割の一端を担いそうだ。