吉澤ひとみ被告に懲役2年求刑 飲酒ひき逃げ認めるも“酒断ち”できず

2018年11月29日 16時54分

吉澤ひとみ被告

 酒気帯び運転でひき逃げをしたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の罪に問われた元「モーニング娘。」メンバーで現在は芸能界を引退した吉澤ひとみ被告(33)の初公判(佐藤卓生裁判官)が29日、東京地裁で開かれた。吉澤被告は起訴内容を認め、検察側は懲役2年を求刑した。

 起訴状によると、吉澤被告は東京都中野区で9月6日朝、酒気帯びの状態で乗用車を運転し、時速86キロで赤信号を無視して交差点に進入。横断歩道を歩行中の男女2人に軽傷を負わせ、そのまま逃げたとされる。

 入廷した吉澤被告は逮捕時よりも、さらにやつれた表情。起訴内容について「間違いありません」と認めた。職業については「無職ですか?」の問いに「はい」と答えた。弁護士からは被害者2人との示談書が提出された。

 証人尋問には吉澤被告の夫が出廷。弁護人質問では、同被告の飲酒の事実を知りながら、仕事に向かわせたことに対しては、夫は「私の認識が甘く、睡眠を取れば(お酒が残らないと)。ただただ後悔しています」と述べた。検察側から現在の飲酒量を問われると「急激に減っています」と述べ、さらに検察側から「全く飲んでいないということではない?」と問われると「そうです。急激に減っています」と答えた。

 被告人質問では、同被告は現場から立ち去ったことには「気が動転していた」と述べ、繰り返し、被害者への反省の言葉を述べた。

 検察側から、同被告が運転免許取得から4年程度で交通違反3回、事故2回の事実について聞かれると、同被告は「(交通法規への)意識が十分ではなかった思います」と述べた。

 免許再取得の資格を得るにまで9年かかるが、同被告は「再取得するつもりはありません」。事故車が警察から還付されれば「処分します」と答えた。

 最後に裁判官から「(繰り返し述べていた)甘えとは?」と問われると、同被告は「お酒の飲み方、社会人としての意識のなさ、気の緩みだと思います」と答えた。

 判決はこの日と同じ法廷で30日午前11時から言い渡される。