【吉澤ひとみ事件】大甘コメントの坂上忍に逆風

2018年09月12日 11時00分

吉澤容疑者には毒舌を発揮しなかった坂上忍

 元「モーニング娘。」の吉澤ひとみ容疑者(33)が6日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の疑いで逮捕された事故・事件で、芸能界からは厳しい声が相次いでいる。そうしたなかフジテレビ系の「バイキング」でMCを務める坂上忍(51)はなぜか甘いコメントに終始。「普段の毒舌はどうした?」と猛バッシングを浴びている。

 吉澤容疑者は10日、飲酒を始めた時間について「(事故前日にあたる5日の)夜8時に自宅に帰り、飲み始めた」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。

 本紙が昨報した通り、「飲酒量」と「飲酒をやめた時刻」に関しての供述には、逮捕直後から大きな疑問点が指摘されていた。飲酒量に関しては「缶酎ハイ3本」と供述しているが、供述通りに5日午後8時から飲酒を開始し、缶酎ハイ3本しか飲んでいないなら、6日午前7時の事故直後の呼気検査で検出された、呼気1リットルあたりのアルコール濃度「0・58ミリグラム」という数値が出ることは考えにくい。警視庁は引き続き、飲酒量などについても慎重な裏付け捜査を進めている。

 芸能界の反応は一様に厳しい。明石家さんまが自身のラジオ番組で「フォローのしようがない」と突き放したことは本紙昨報で紹介した。“芸能界のご意見番”こと歌手の和田アキ子は、9日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)で「ひき逃げダメだし、酒気帯び運転もダメ、信号無視もダメ」とバッサリ。吉澤容疑者が15分後、110番して現場に戻ったことにも「なぜすぐ連絡しないかな。もし(被害者が)頭を打ったりしたらとか考えると」と厳しく話した。

 そうしたなか、毒舌で知られる坂上だけは歯切れが悪かった。MCを務める「バイキング」(フジテレビ系)でもこの事件を扱ったが、吉澤容疑者が現場を離れたことについては「パニックになっちゃったのかな、という気がしないでもないんですけど。ただ、そっか、吉澤容疑者って言わなきゃいけないのか」と言葉を濁した。その後もいつもの毒舌はなく、最後には「今の時代、昔とは全然、変わってしまいましたから」と、さも“過去は良くて今はだめ”と、飲酒運転について誤解を招きかねないコメントで締めくくった。

 それもそのはずだ。実は坂上は1995年、飲酒運転で車を電柱にぶつけるという器物損壊事故を起こしている。

「仮にもMCを務めるなら、自分の経験をきちんと話し、飲酒運転の危険性をきっちり世間に訴えなくてはいけない立場」と言うのはテレビ局関係者。ほかのことについては、歯に衣着せぬ言葉で鋭く批判することが多いだけに、今回の坂上の対応にはネット上を中心に批判の声が上がっている。

 いまや坂上はバイキングの番組内で“海賊王”とやゆされるぐらいに、強権を持っているという。

「扱うネタは制作サイドが一応はチョイスするのですが、最後に決定するのは坂上さん。吉澤容疑者の話題はもっと時間を割くべきでしたが、坂上さんの意向で縮小されたと聞きます」(同)

 同番組は「生放送の本音バラエティー」をウリにしているが、今回の事件に関しては本音を“隠蔽”したようだ。

 また別の意味で事件の影響を受けたのが俳優・今野浩喜(39)だ。ひき逃げ事件を受けて、24日に予定されていたNHKの埼玉発地域ドラマ「越谷サイコー」の再放送が中止となったが、今野は吉澤容疑者の夫役だったのだ。今野といえば、かつて「キングオブコメディ」というお笑いコンビを組んでいたが2015年、相方の高橋健一氏が女子高生の制服を盗んで逮捕された。「元相方が逮捕されコンビ解散。次は妻役が逮捕されドラマが再放送中止」と、なんともついていないが、「ネタにできるからいいのでは?」との声も出ている。