【連載最終回】加護亜依 この30年の半生を1文字で表すなら「学」

2018年06月09日 11時00分

これからも加護は加護らしく

【加護亜依の笑うカゴには福来る!?:連載最終回】元「モーニング娘。」でタレントの加護亜依(30)が幼少期を経てトップアイドルになり、幾多の騒動に見舞われた波瀾万丈の半生を振り返るこの連載も、最終回を迎えた。ラストは、いまだ共演が実現していない古巣への思い、そして三十路になって感じた胸の内を率直に告白する――。

 最近はライブを定期的にやらせていただけるようになりました。あとは舞台も。「AbemaTV」にも進出させていただきました。

 モーニングとの共演ですか? していないけど、あるのかなあ。

 できるのであればやりたいなという考えはあったけど、やらないのであれば、それはそれで美しいと思っています。

 20代の時は「一緒に歌いたいな」といった感情はありました。でも、30歳手前の時にその思いは落ち着いて。こだわらなくなったというか、ずっとすがってもな…と考えられるようになりました。やれるんだったら、もうちょっと若い時にしたかったかな。

 そうは言いつつ、OGとは連絡を取っています。絆はずっとあると思っています。一緒に歌っていなくても、私の青春はモーニング。いい思い出です。今でも、私がいたころの曲も今のメンバーの曲も聴いています。

 さて、この連載では私の半生を振り返らせていただきました。

「加護ちゃんの人生って、波瀾万丈だね」「苦労してきたよね」って言われます。全然そんなことはありません。ただ、自分がバカだっただけ。自業自得なだけ。苦労はしていないです。

「苦労」は、成功した人が歩む過程。私は反省するようなことばかりして、間違った道を歩んでしまっただけ。むしろ苦労は足りないと思っています。

 挫折もなく順風満帆に行く方もいらっしゃいます。それはそれでステキ。でも、私はそうではなく、だからこそ、自分のことが嫌いでした。

 これまでいろんなことがありましたが今、初めて幸せを感じています。子供2人に恵まれ、スタッフの人たちも理解があり、周りの人は優しく、出会う人も素晴らしくて。自分の人生がサイコー!と思えるようになりました。そう感じるくらい、やっと心の余裕を持てるようになりました。

 といっても今後、またミスするかもしれません(笑い)。だって、それが「加護亜依」だもん(苦笑)。

 こんなにずっとハッピーでいられるのは、私じゃない。分かっています。そんな星に生まれてはいない。友達にも「何があっても驚かないから」と言われています。

 先はまだまだ長いから、絶対に“何か”があります。足を引っ張られるようなことがあるかもしれません。

 その時に、この“位置”に戻ってこられるように、自分づくりをしないといけない。この10年で学びました。

 そう、この30年の半生を漢字1文字で表すなら「学」です。これまでたくさんのことを学びました。そして、学んだことは忘れるんだなとも思いました(苦笑)。

 これだけのことがあってもファンを続けてくださる方は、本当のファン。ありがたく、大事にしたいです。

 30代は、深みのある人間になりたいと思っています。(終わり)

☆かご・あい=1988年2月7日生まれ、奈良県出身。血液型=AB。4人きょうだいの長子。2000年に「モーニング娘。」の4期生として辻希美らとともにデビュー。明るい性格で人気を博し、国民的アイドルとして活躍する。04年、グループを卒業。幾多の騒動や離婚を乗り越えて再婚、現在はタレントや女優、歌手と幅広く活動。家族は一般男性の夫、5歳長女と1歳長男。9月25~30日に東京・中央区のブディストホールで行われる舞台「プレイ―2018―」に出演予定。

関連タグ: