【連載5】加護亜依 ASAYANオーディションで生意気小学生アピール

2018年05月23日 11時00分

00年、モーニング娘。に加入した直後の加護(後列右から3人目)

【加護亜依の笑うカゴには福来る!?:連載5】生意気な小学生、現る――。タレントの加護亜依(30)は小学6年生だった2000年3月、テレビ東京系「ASAYAN」の企画で、ブレークしていた「モーニング娘。」のオーディションを受けた。その姿が衝撃的。茶髪の2つ団子結びという小学生らしからぬ奇抜なスタイルで「プラダ持ってます」と豪語したのだ。

 小学6年生まで、「ASAYAN」は見ていなくてオーディション番組だと知りませんでした。

 ある日、家族、親戚で銭湯に行くことになりましたが、私は「家にいる」。母に怒られてふてくされ、ついていきませんでした。テレビをつけると放送されていたのが「ASAYAN」。番組を初めて知りました。

 後日、自宅で友達4~5人が誕生日会を開いてくれました。3月に小学校の卒業を控えていたこともあり「卒業記念であのオーディション受けてみる?」とみんなで応募することにしました。

 ただ、母には言いませんでした。歌手になりたいという夢はあったけど、受かるとも思っていなくて。そもそも「履歴書って何だっけ?」と初歩的な疑問から始まったオーディションでした。

 3月頭くらいに書類審査を受けました。数日後、母から「変な人から電話かかってきたよ。何かやった?」。あっ、まだ言ってなかったっけ。怒られると思い、「知らない」と濁しました。

 数日後、今度は「2次審査を受けてください」と電話があり、母から「まさかオーディション受けたの?」。ヤバい…。正直に「勝手に受けちゃった…」と打ち明けると、思いのほか喜んでくれました。母も子供のころ、歌手になりたいと思っていたから娘にも挑戦してほしかったのかな。

 忘れもしません。2次審査は3月20日。小学校の卒業式の日でした。式に出た後、制服のままオーディションの大阪会場に直行しました。

 自己PRでは生意気なことを言ってしまいました。母からプラダのポーチをもらったことを思い出し、「最近、プラダのポーチを持っています」と豪語。その時の姿は、参加者の中で私だけ茶髪の2つ団子結びです。これでも一応、小学生。審査員の方たちは“生意気な小学生が来たな”と感じたことと思います(苦笑)。

 それでも通過。3次審査からは東京に会場を移します。4次審査の合宿の後はつんく♂さん(49)と1対1で話しましたが、緊張で全く覚えていません。

 選考の途中でスタッフさんが「(選考の時間が)押しちゃって」と教えてくれました。すると、母は私に「ここまで残れたからよかったじゃない」と励ましてきました。ん、何のこと? 

 正式に合格が発表された後、母に「受かったよ」と伝えても、「う~ん…」と浮かない顔をします。何でだろう。喜んでくれない。ビミョ~な空気が5分ほど流れた後、スタッフさんがやって来て「受かったんですよ」と言ってくれました。

 母は「えっ、でもさっき『落ちちゃって』…と」と首をかしげましたが、スタッフさんは「あ~『時間が押しちゃって』ってことだったんですよ」と説明。母にはスタッフさんの言葉が“選考に落ちちゃって”と聞こえたようです(笑い)。

 晴れて合格を知った母は泣いて喜んでくれました。

 次回は、モーニングのメンバーとのお話です。

☆かご・あい=1988年2月7日生まれ、奈良県出身。血液型=AB。4人きょうだいの長子。2000年に「モーニング娘。」の4期生として辻希美らとともにデビュー。明るい性格で人気を博し、国民的アイドルとして活躍する。04年、グループを卒業。幾多の騒動や離婚を乗り越えて再婚。現在はタレントや女優、歌手と幅広く活動。家族は一般男性の夫、5歳長女と1歳長男。今月27日に東京・GINZA Lounge ZEROでライブを行う。