【連載2】加護亜依「モグラになりたい!」周囲を驚かせた幼少期

2018年05月20日 11時00分

2、3歳のころの加護(本人提供)

【加護亜依の笑うカゴには福来る!?:連載2】「あい、モグラになりたい!」――。元「モーニング娘。」でタレントの加護亜依(30)は小さいころ、そう言って目を輝かせ、周囲を驚かせたという。人見知りが激しい少女が抱いた小さな夢。小学生になると吉本新喜劇に感化され芸人に憧れ始め、松田聖子(56)や安室奈美恵(40)といった歌姫のライブを目の当たりにし歌手を目指すようになっていく。

 母は19歳のとき私を出産した後、離婚してシングルマザーになりました。だから私は父のことを覚えていません。

 でも、寂しいという気持ちはありませんでした。祖父母も一緒に暮らしていて、おじいちゃんおばあちゃん子でもありました。

 母は厳しい人でした。当時は看護師。人生で一番楽しい時期に、仕事に子育てと大変だっただろうな。厳しくしつけた理由も、若くして産んだのでナメられたくなかったんだと思います。

 歌好きの母の影響もあってか、小さいころから芸能界に憧れはありました。といっても「芸能人」という言葉を知らなくて、テレビに出る人は「モデル」だと思っていました。

 ただ、幼すぎて「モデル」と言えず「モグラ」と言っていました(苦笑)。周囲から「あいちゃん、将来何になりたいの?」と聞かれると「モグラになりたい!」。「えっ!?」と驚かれるので母は「モグラじゃなくてモデルでしょ」とフォローし、「でも、モデルっていうのはこの子にとって芸能人のことなんです」と補足していました。

 保育園に通った後、移った幼稚園では年長組の演劇で、ディズニー映画「リトル・マーメイド」のヒロイン、アリエルを演じました。人見知りが激しくて目立つのがイヤな性格。1000人ほど観客が入る大きなホールで、緊張しながらたったひと言のセリフ「うわ~! 息してるわ」と言ったのを覚えています。

 小学校に入学すると3年生くらいから毎週土曜日の帰宅後、テレビで吉本新喜劇を見るようになりました。池乃めだかさん(74)が好きで、人を笑わせるのは楽しそうと感じ、「将来は芸人さん!」と思い始めます。

 友達とお笑いコンビを結成してコントを、また、友達3人と計4人で劇をするようになり、それを家族や親戚の前でよく披露していました。このころには人見知りを脱却できました。

 芸能界への思いを強くしたのは松田聖子さんの存在もあります。小学3年生のとき。母が聖子さんのファンで、友人と大阪のコンサートを見に行くことになりました。ただ、友人が体調不良でキャンセル。代わりに私が母と行きました。

 キラキラしたパフォーマンスを目の当たりにして、“歌ったり踊ったりしたい”と思うようになりました。

 ちなみに会場には、当時のお相手だった歯科医の男性の姿も。聖子さんはステージ上から「実は(男性が)来ていて、そこにいるの!」と客席を指さしました。「そこ」と指した先が私の席の隣の隣くらいのホントに近い席。お忍びの来場にビックリしたのを覚えています。

 小学5年生の時には親友と、安室奈美恵さんや「SPEED」さんたちが出演する千葉・幕張メッセのライブを見に行きました。“あ~歌手になりたい…”。思いは強くなりました。

 次回は、初恋のつよし君のお話です。

☆かご・あい=1988年2月7日生まれ、奈良県出身。血液型=AB。4人きょうだいの長子。2000年に「モーニング娘。」の4期生として辻希美らとともにデビュー。明るい性格で人気を博し、国民的アイドルとして活躍する。04年、グループを卒業。幾多の騒動や離婚を乗り越えて再婚。現在はタレントや女優、歌手と幅広く活動。家族は一般男性の夫、5歳長女と1歳長男。今月27日に東京・GINZA Lounge ZEROでライブを行う。