90年代グラビア女王・嶋村かおりさん「乳がんで乳房喪失」告白

2018年05月05日 12時00分

90年代にグラビアで活躍した嶋村かおりさん

 1990年代にグラビア女王と呼ばれた嶋村かおりさん(47)が4日放送のTBS系「爆報!THE フライデー」に出演し、不妊治療中に乳がんと診断されたことを打ち明けた。

 嶋村さんは17歳で芸能界デビュー。グラビアアイドル、レースクイーンとして活動した嶋村さんは完璧すぎるプロポーションが理由で、他のレースクイーンから「一緒に仕事をしたくない」と共演を拒否されたことがあった。その後、「30を過ぎてグラビアばかりというわけにはいかない。お芝居の方にいきたかったが、なかなか思うように進まなかった」ことから2004年、33歳で芸能界を引退した。

 友人の紹介で知り合った男性と5年の交際を経て2010年に結婚。子宝に恵まれず不妊治療を続けていたが、15年、44歳のとき体に異変を感じて受けた精密検査で「非浸潤性乳管がん」という乳がんにかかっていると告げられた。不妊治療中の嶋村さんは「なんで、こんな時に…」と嘆いたが、放っておくと全身に転移する恐れがあるため、乳房を「摘出するか温存するか、どうしますか」と大きな決断を迫られた。

 嶋村さんは「グラビアでやってきた肉体の一部で、女性としての象徴を摘出するのは、とモヤモヤした気持ちだった」と悩んだ。しかし、夫から「胸って、そんなの脂肪じゃないか。何も悩むことはないよ」と言われたことが転機になった。「私が気にしないように、サラッと言ってくれたので切り替えました」

 同年11月、嶋村さんはがん摘出と再建手術を同時に受け、無事成功した。手術後の激しい痛みと、乳房を失った喪失感に悩まされていたが、昨年11月に79歳で他界した父が、最後にくれたお守りが「不思議な勇気をくれた」。

 そんな嶋村さんには一つの希望がある。乳がん治療で移植を中止した凍結卵子が残っているという。「もう一度だけ不妊治療にチャレンジするかもしれない。いま、主人と相談している最中。それでもダメだったら違う人生を生きればいい。夫婦仲良く、楽しく生活していこうと思っています」と前を向いた。