グラビアアイドルの森下悠里(31)、岸明日香(24)が8日、都内で焼き肉チェーン「牛角」のイベントに登場した。

 2月9日は肉の日だが、今年はうるう年とあって2月29日も肉の日。そこで「牛角」は2月9~29日の期間「30日間熟成シャトーブリアン」(約100グラム)を限定復活させるほか、20周年の特別クーポンを展開する。

 シャトーブリアンを頬張った森下は「今まで食べた中で一番やわらかくてマシュマロのよう。お肉ってあごが疲れちゃうけど、これはあごを使わなくてスーッと入っていく」と語った。

 肉を食べるグラドルたちはみな笑みを浮かべるが、それは牛角自体も同じだ。

 牛角の広報担当者は「居酒屋業界はやや低調なんですが、焼き肉業界は年々上昇しています。多くの店舗で前年比100%を超えています」と話す。景気の上昇により客単価が上がっていることに加え、その好調にひと役買っているのが外国からの観光客だ。

 財務省が8日に発表した2015年の国際収支では、旅行者のお金の出入りを示す「旅行収支」が53年ぶりの黒字となった。その中心は中国や台湾など東アジアからの観光客だ。

 中国や台湾では8日が旧暦の正月「春節」にあたり、前後の休暇を利用して旅行者が大挙して日本に訪れている。牛角でも当然客足を見込んでいるが、中華圏からの観光客たちの焼き肉の楽しみ方は日本人とはずいぶん違うという。

「普通、日本人は焼き肉店に行けば肉がメーンと考えると思うんですが、中国人客は肉そっちのけで海鮮をとにかく食べるんです。食べ放題にもエビやホタテが入っているかをすごく気にするし、牛肉はあまり食べないですね」(牛角の店員)

 中国・台湾はもともと豚肉文化であり、牛肉をあまり食べないことに加え「日本は海鮮のクオリティーが高いという意識があります」とは台湾人留学生。

 牛角は台湾でもチェーン展開しており「本場・日本の牛角で食べたい」という観光客も少なくないようだ。