みんなエロエロだよ!? 現在、愛知・豊橋市内でロケが行われている映画「みんな!エスパーだよ!」(9月4日公開)の園子温監督(53)、主演の染谷将太(22)ら主要出演者が18日、現地で会見に応じた。


 ヤングマガジンで連載された漫画をテレビ東京がドラマ化。2年のときを経て、このほどスクリーンでよみがえることとなった。


 愛知・東三河地方を舞台に、突如として超能力に目覚めた平凡な童貞高校生、鴨川嘉郎(染谷)とエスパーたちによる友情と、世界を守る戦いを描く。なんだかかっこよさそうだが、問題は超能力の中身だ。


 主人公のテレパシーはまだいいとして、ほかのメンバーは実に微妙。マキタスポーツ(45)が演じる喫茶店マスター・永野輝光は「エロ目的のみで物体を動かせるテレキネシス能力」、深水元基(35)演じる露出癖のある高校生・榎本洋介「テレポーテーションできるが全裸になる」といった具合で、下半身がらみの能力ばかりだ。


 そのため会見でも、映画ロケとは思えない単語が続出。故郷でもある東三河地方を舞台に選んだことについて園監督が「故郷にいる間、童貞だったから、その後ろ向きの気持ちがしっくりくる」と実体験を交えて説明すれば、マキタスポーツは「撮影ではTENGAをよく使ってます。撮影が終わってもホテルに戻ったらプライベートTENGAをしっかりと…」と連呼。実際、今回のロケ現場である「喫茶シーホース」内には、20個以上のTENGAがあった…。


 またヒロインの一人で超能力がない浅見紗英役の真野恵里菜(24)は「(テレビドラマのときは)パンチラが話題になったんですが、大きいスクリーンでパンチラが映ると思うと複雑です」と悩める胸中を告白。それでも「パンチラひとつにいい大人たちが命がけで頑張っている。最後までパンチラ頑張るに!」と三河弁で決意を表明した。


「童貞」「パンチラ」「TENGA」と三種の神器ならぬ、キーワードが頻発する現場の雰囲気は最高。園監督も苦笑しながら「スケールアップさせた劇場版になっとるじゃんね、期待しりん」と故郷の言葉で締めくくった。