巨乳タレントの貴咲美久(27)が6年ぶりに本格的にグラビア復帰し、有名写真家の山岸伸氏プロデュースによるイメージDVD「REVERSE~貴方のために~」(発売中)のPRで東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れた。

 貴咲は、所属事務所が解散したことをきっかけにグラビア界を引退。銀座でバーテンダーをしつつ、実家のケーキ店でパティシエの修業をしていた。しかし、今年2月、母親が脳出血で倒れたことで復帰を決意したという。

「もともと私が芸能界に入ったのは母の意向でした。母が入院し、『もう一回、あなたが活躍する姿を見たいな』と言ってくれたので、やれたらいいなと、軽い気持ちで元の事務所のマネジャーさんに電話してみたら、とんとん拍子でDVDが出ることになりました」と貴咲は語る。

 貴咲といえば、2004年3月、通り魔に襲われて本紙の1面で報じられたことがある。深夜、仕事を終えて帰宅途中、刃物を持った男に後をつけられ、倒された。男は馬乗りになり、貴咲の顔を刺すふりをし、バッグを強奪して逃亡した。犯人は捕まらなかったが、どうやら中国人強盗の可能性が高かったようだ。幸い、全治2週間のけがで済んだが、トラウマは消えない。

「10年前の事件ですが、心の傷は一生消えません。事件後、暗い場所で過呼吸になってしまう“後遺症”が残り、1年ほど通院しました。今でも事件について、『平気』とは言えません。夜遅く出掛けられなくなりましたし、暗い場所が怖いので映画館で映画が見られません。後ろに人が立つのも怖い。友人も気を使ってくれて、夜遊ぶ場合は送迎してくれます。狙われる恐怖から、高価なバッグを持てなくなり、いつも紙袋です。事件のせいで生活が変わってしまいました」(貴咲)

 先日、AKB48のメンバーがのこぎりで襲われたことも人ごとではなく、「殺されなくて良かった、としか言いようがありません」と話していた。

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