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山口達也アルコール依存症の深刻度 専門家が会見分析「否認」こそ典型的な症状


マイクが多数向けられ、カメラの放列となった山口の会見

 16歳の女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検されたTOKIOの山口達也(46)の謝罪会見では気になることがあった。アルコールで肝臓を痛めたとして治療のため約1か月の入院をしたことを明かしたが、依存症についてはきっぱりと否定した。しかし、会見をチェックした専門家は「否認こそアルコール依存症の特徴です」と“診断”した。

 山口は会見で、強制わいせつ容疑に至った経緯として「1月15日あたりからお酒の関係で体を壊して、1か月間入院していた。良くなったとの判断で、2月12日に退院した。昼ごはんを買って、ちょっとお酒を飲む気になって、つい飲み過ぎてしまいまして、かなりの量を飲んだと思う。酩酊、泥酔になってしまった。その中で女性を電話で呼んだ」と話した。それでもアルコール依存について聞かれると「依存的なものはないと自分では思っていた」と語り、あくまで肝臓が悪いための入院だとしていた。

 ブログ「プラセボのレシピ」で情報発信を行う、依存症専門医・山下悠毅院長はこう指摘する。

「入院していた理由がアルコール依存症であろうと、アルコール由来の肝機能障害であろうと、医学的には退院後しばらくの断酒は必須となります。彼はこれまで、会社(所属事務所)から『飲みすぎないように』と何度も言われてきており、記者から今後の飲酒について尋ねられても『今は飲まないつもり』としか言うことができない。これは反省がないのではなく、アルコールをやめることに強い不安や恐怖を抱えているアルコール依存症の特有の症状なのです」

 また、自宅に招いた女性が知らないうちに帰宅していたにもかかわらず、それ以降は連絡を取っていないという一般には理解できない行動を取っている。これは山口が“何かしらの後ろめたさ”を感じているのではないかと推測させてしまう。
「会見で彼は、お酒を飲んで記憶が飛び、こうした大きな事件を起こしたにもかかわらず『自分は依存症ではない』と語っており、これもアルコール依存症に典型的な『否認』と呼ばれる症状です」(山下院長)

 アルコール依存症は“否認の病”とも言われ、患者は「自分は酒を飲まなければ問題を起こさない」「自分はアルコール依存症ではない」と否認する特徴があるという。山口は問題を起こしたのを酒のせいにしつつ、依存症ではないと否認しているのはこの特徴に当てはまる。

 もし山口が会見で語ったことが事実ならば「彼は中等度以上のアルコール依存症です。今後、再飲酒をした際には、同様の行動を取ってしまうリスクが高いため、生涯の断酒が欠かせません」と山下院長は話す。

 それにしても、イケメンで、人気グループのメンバーで、レギュラー番組を複数抱え、人生を謳歌しているはずの山口が、どうしてアルコールに依存してしまったのか。

 山下院長は「イケメンで生まれて、皆の憧れなのに、彼の心は全く満たされていなかったのかもしれません。イケメンとアスリートは、35歳を過ぎると急に資源が劣化してしまう、という共通点があります。若い時点で、そのことに対する想像力が欠如していると、その年齢になった時、現実に耐えきれず、アルコールやドラッグによりどころを求めてしまうことがあるのです」と言う。

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