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名脇役・川地民夫さん “弟子”坂本一生が明かす武勇伝


本紙の取材に応える川地民夫さん(1961年3月)

 菅原文太さんとコンビを組んだ映画「まむしの兄弟」シリーズや「仁義なき戦い」(いずれも東映)などで活躍した名脇役・川地民夫(本名河地猛=かわち・たけし)さんが10日、脳梗塞のため、神奈川・横須賀市の病院で死去したことが分かった。79歳だった。

 関係者によると、2週間前に逗子市内の自宅で倒れ、救急車で搬送。そのまま意識が戻ることはなかったという。

 川地さんは関東学院大在学中、石原裕次郎さんに勧められ、日活に入社。映画「陽のあたる坂道」(1958年)で裕次郎さんの弟役でデビュー。私生活では女優・中原早苗さんとの事実婚と短期間での破局、一般女性との結婚と離婚、宝塚歌劇団出身の麻生薫さんとの結婚と死別、そして最期をみとった喪主で妻のレスリーさんとの結婚と、1度の事実婚と3度の結婚をした“モテ男”でもあった。

 公私ともに親交があった坂本一生(46)は「僕が鎌倉で飲食店の店長をやっていたとき、川地さんは隣の逗子でバーを経営されていて、大変お世話になりました。お店はいつ行っても混んでいて、入れない時もありました。お客さんのお酒の量を多くしたり、男前なサービスぶりで皆さんに愛されていました」と本業以外でも周囲に愛されていたと、しのんだ。

 実は、出演映画の役のキャラクターを地でいくような“武闘派”な一面もあった。「巨漢の某俳優を倒した話など、いろいろ聞きました。『俺は暴れん坊だった。喧嘩は負けたことなかった』など無敵なエピソードが豪快で面白かったです」と、坂本に過去の武勇伝を聞かせたという。坂本は「芸能界での言動、仕事の仕方なども教えてくださった、親父のような、兄のような方でした。天国であの豪快な笑顔で見守っていると思います」と語った。

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