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「LUNA SEA」ドキュメンタリー 「X JAPAN」への“忖度”で公開先送り


ヴィジュアル系ロックバンド「LUNA SEA」

 ヴィジュアル系ロックバンド「LUNA SEA」(以下ルナシー)といえば、1990年代に大ヒットを連発したカリスマバンドとして知られる。89年に結成、92年にメジャーデビューし、2000年にいったん休止するが、10年に活動を再開。現在もライブをやれば会場は熱狂的なファンで埋め尽くされる人気バンドだ。そのルナシーに、まだ日の目を見ない秘蔵ドキュメンタリー映画があるという。

 音楽関係者が明かす。

「これまでスタッフたちは公私にわたってメンバーたちにカメラを回してきました。具体的な商品化は特に意識していなかったそうです。『もしかしたら何かに使えるかな~』という感じでいたら、だいぶたまってきた。そして15年に初めてバンドメンバーが主宰したフェス『ルナティック・フェス』あたりですかね。前の年にちょうどメジャーデビュー25周年の節目にあたっていたので、今までの映像を映画化しようという話が持ち上がったのです」

 これはファンにとっては垂ぜんだろう。ボーカルのRYUICHI(47)、ギターのSUGIZO(48)、ギターのINORAN(47)、ベースのJ(47)、ドラムの真矢(48)。それぞれの突出したキャラクターが持ち味だが、その素の姿が拝めるのはまたとないチャンス。彼らが交わす何げないトーク、レコーディングの苦しみ、ライブ前の緊張感…。ケンカとまではいかないまでも衝突するようなこともあるかもしれない。

 映画関係者の話。

「ライブパフォーマンスだけではない側面にスポットを当てることが、新たな魅力を引っ張り出すことにつながりますからね。海外ではよくあります。ビートルズ、ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリンなど有名バンドは必ずといっていいほどドキュメンタリー映画を作っています。故マイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』は全世界で興行収入52億円の大ヒットとなったのも記憶に新しいところです」

 ところが、だ。ここで難しい問題が立ちはだかった。ルナシー側が公開時期を定めたところ、ほどなくしてヴィジュアル系バンドの先輩格「X JAPAN」が、同じくドキュメンタリー映画「WE ARE X」を制作しており、公開時期がかぶりそうだというのだ。

「言うまでもなく、ルナシーにとってXはかけがえのない存在です。そもそもXのメンバーの中にはルナシーメンバーでもあるSUGIZOがいる(笑い)。もしそのままプロジェクトを進めて激突させるわけにはいきません。一方で、せっかく節目の年なのでファンにはお披露目したい思いもある。頭を抱えたメンバーたちはYOSHIKIに相談したといいます」(前出の音楽関係者)

 すると「WE ARE X」は海外の映画クルーまで用意するだけではなく、世界規模で公開することが判明。もちろん、内容もYOSHIKIのトラウマやメンバーの死など波瀾万丈のバンドを赤裸々に描いている。これを聞いたルナシー側は「とりあえずやめておこう」と控えることにしたという。

 芸能関係者が語る。

「非常にもったいないですが、仕方がありません。『WE ARE X』は海外の映画賞にも輝いているほどなので、むしろ公開を控えて正解だったことでしょう。もう少し映像をためて、30周年のときにでも公開すればいいんですよ」

 ルナシーのドキュメンタリー映画はいったいどんな内容になっているのか。そしてそれはお披露目されるのか。ファンにとってみれば、今から19年が待ち遠しくなりそうだ。

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