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鈴木砂羽“土下座強要騒動”の真相 降板した女優サイドは「格下キャストを物として扱うような態度」


舞台初日、劇場入りする鈴木砂羽

 女優・鈴木砂羽(44)が主演、初演出を手がける舞台にまつわる“土下座強要降板騒動”が勃発し、波紋が広がっている。12日、舞台を降板した女優・鳳恵弥(おおとり・えみ=36)、牧野美千子(52)の所属事務所側が本紙に「“格下”と見たキャストを人でなく物として扱うような態度」だったなどと猛批判。一方、鈴木側と劇団側はこれを真っ向から否定し、平行線となっている。真相を追跡した――。

 トラブルが起きたのは「劇団クロックガールズ第15回公演 結婚の条件」(13~18日、東京・新宿シアターモリエール)。

 鳳、牧野の2人は事務所の公式ホームページ上で「演出鈴木砂羽氏から人道にもとる数々の行為を受けた」として、出演をキャンセルすることになったと報告。12日にこの事実を東スポWebがいち早く報じ騒動になった。

 元準ミス・インターナショナル日本代表の鳳は自身のブログで、鈴木と演出助手から、劇団主宰者で人気脚本家の江頭美智留氏(「ナースのお仕事」「ごくせん」「1リットルの涙」など)、牧野とともに罵倒され“土下座”を強要されたと告発。

 セリフが入らないことを脚本のせいにして書き直させるなど、鈴木がプロデューサーの江頭氏を差し置いて女王のように振る舞い、作品に対しての愛情が感じられないと批判した。

 鳳、牧野が所属する「しぃぼるとぷろだくしょん」最高執行責任者で、「出島三学者」の一人・シーボルトの子孫として知られる関口忠相氏は「鈴木さんは当社の女優に対し『私は江頭さんのA面(テレビ、映画)を知っているが、あなたたちはB面(舞台)しか知らない』と小バカにし『今度、私のプロデュース公演をするつもりなので、この舞台はいい“練習”になると思う』と作品を軽く見ていた」と騒動の伏線を明かす。

 続けて「うちの女優もほかのスタッフも命を懸けて舞台をやっている。確かに鈴木さんは売れっ子かもしれないが、舞台の素晴らしさは会場の大きさによるものではないし、“格下”と見たキャストを人でなく物として扱うような態度は間違い。劇団は主宰者のエゴを通すところ。役者は意見してもいいが、大手プロダクションの力をチラつかせて主宰者を押さえつけるのは感心しない」と語った。

 騒動の直接の引き金となったのは、9日に行われた通し稽古だ。この日、2人の女優は夜に収録の仕事が入っていたため早抜けすることを、8月の段階で伝えてあった。ところが前日の8日になって突然、演出助手が当初1回の予定だった通し稽古を「明日は2回やるよ」と言い出した。

 2人は抗議したが、9日になり、1回目の通し稽古が終わったところで「2回、通し稽古をしたかったのに誰かのせいでできない」と罵倒され、謝罪を強要されたという。

 関口氏は「8日に助手が2回やると言い出した際、鈴木さんが『エッ?』とつぶやいたので、助手が自発的に言い出したのだと思う。我々はやる気がないわけではなく、前々から決まっていた仕事を飛ばすわけにはいかず、物理的に2回目の稽古ができない状態。それを承知で嫌がらせをされたのだと受け止めている」と指摘する。

 本筋とは関係ない“嫌がらせ”で追い込まれた2人は降板。そこに江頭氏が謝罪に訪れ、同社は対応を江頭氏に一任した。「江頭さんが『戻ってほしい』と言ってくださったので、当社は『わかりました』と返事をした。ところが、すでに鈴木さんサイドが代役を決めてしまっていた。江頭さんが公演中止を検討すると、鈴木さんが『あんたにはそんな権利はない』と突っぱねた」(関口氏)

 関口氏によると、その後、事態を重く見た鈴木のマネジャーが謝罪に訪れ「鈴木はこれまでトラブル続きで、ウチの“お荷物”だった。本当に申し訳ない。ただ会社として謝罪してしまうと、鈴木を守ることになってしまう。会社としては見放しているので、劇団が鈴木を降板させるなり、どうとでもしてほしい」と伝えたという。

 騒動の中、初日の舞台を迎えた鈴木が演出家としてどのような船出を飾るのか? 降板した2人の女優側とは主張が食い違っているだけに、波乱の幕開けになりそうだ。

★江頭氏、鈴木側は完全否定=江頭氏は12日にファクスで声明を出し、すべての責任がプロデューサーである自分の力不足にあることを断言。鳳が指摘した“土下座謝罪”については、原因が自らのスケジュール確認ミスであり、鈴木が土下座を強要し罵声を浴びせた事実はないと明確に否定した。また鈴木の所属するホリプロは、マネジャーの“お荷物”発言を「ありえないこと」と全否定したうえで「すべては主宰者である江頭さんのおっしゃる通りです」とコメントした。鈴木を知る芸能関係者は「彼女は姉御肌で言葉がぶっきらぼうに聞こえることもあるのは確か。だが、それは誰に対しても同じで、決して悪気があるわけではない。それに特定の誰かに嫌がらせをしたりイジメたりする陰湿なタイプではない」と擁護している。

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