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フジ「全米プロ中継」に現役プロゴルファー怒る


全米プロ中継が批判されているフジテレビ

 日本時間14日に閉幕した男子プロゴルフのメジャー大会「第99回全米プロゴルフ選手権」は、同選手権では21年ぶりとなるフジテレビの放送で日本の視聴者にその模様が伝えられた。松山英樹(25=LEXUS)の大活躍で盛り上がったが、中継には不手際が多々あり、視聴者から猛烈な批判を浴びてしまった。ゴルフ好きな視聴者のみならず、現役で活躍するプロゴルファーたちからも不評を買ってしまったようだ。「地に落ちた」と言われて久しいフジテレビは、社長を交代して復活を期しているが、道のりは険しそうだ。

 松山が限りなく優勝に近づくも、惜しくも届かずに悔し涙を流した全米プロを、今年はフジが中継した。ただ、この大会を放送するのは21年ぶりとあって、慣れないこともあったのか。ゴルフファンからの怒りを買ってしまった。

 まずは3日目の日本時間13日朝。優勝争いをしている松山がラウンド途中にもかかわらず、地上波での生中継を打ち切ったのだ。延長をしないというフジの決断には、当然のことながらSNS上で批判が殺到してしまった。

 そして迎えた最終日の同14日。一時は単独首位に立つも成績を落として5位でフィニッシュした松山へのインタビューに批判が集まった。

 ホールアウトした松山に「残念としか言いようがないんですけど、振り返ってどうですか」「まあ、“何か”足りなかったから勝てなかったと思うんですけど、その“何か”はなんだろう?」と質問。松山は「そうですね」「考えます」と言葉少なに答えるしかない。

 松山に対して妙に“上から目線”のインタビューには、視聴者のみならず、女子プロゴルファーたちからも批判が出た。

「残念としか言いようがないって…それはない」「あれ聞かれたら答える気なくなっちゃう」などの言葉がSNS上に並んだ。また中継中には、松山の東北福祉大学の先輩でもある宮里優作(37)が「音消して観ないといけないのか。。。」とツイートしていた。

 フジテレビの中継に対する不満が、視聴者だけでなくプロゴルファーたちからも噴出した事実は重い。テレビを見ていた多数の人たちが、実況の竹下陽平アナウンサー、もしくは解説の戸張捷氏、細川和彦プロ、リポーターの冨永浩プロの誰かのしゃべりが気に入らなかったことは間違いない。

 このあまりに“残念すぎる”全米プロ中継を引き継ぐ形で放送が始まった「とくダネ!」キャスターの小倉智昭(70)も、さすがにこのインタビューは「まずい!」と思ったのだろう。すぐさま「ラウンドリポーターが、ホスト局ですから一番最初にインタビューしなくちゃならなかったんですけど、松山君が一番沈み込んでいるときの一番最初のインタビューだから、これはやっぱり答えようにも言葉が出てこなかった。かわいそうだった」などと苦しいフォローをする始末。

 日本人男子プロゴルファーが初めてメジャートーナメントを制する――こんな期待がかかる大一番にしては、フジの中継の出演者陣は他局と比較して「おや?」と思わせる布陣ではあった。

 実績、知名度とも抜群のメンバーが揃うテレビ朝日の「全米オープン」「全英オープン」(今年は青木功、丸山茂樹ら)やTBSの「マスターズ」(今年は中嶋常幸ら)に比べると、インタビュアー、解説とも見劣りすると思われてもやむを得ないだろう。

 テレビ中継に詳しいツアー関係者は「フジは今回の『全米プロ』にかなり力を入れていると聞いていたけど…予算がなかったのかな?」とクビをかしげている。

 また、テレビ局関係者は「ここ数年、フジテレビは猛烈な勢いで人事異動をしている。それにより様々なノウハウが失われたのでは?」とも。

 ご存じの通り、低迷が続くフジは6月に社長を亀山千広氏から宮内正喜氏に交代。視聴者からの信頼回復を目指しているが、今回の全米プロ中継では回復どころか、再び急降下してしまったようだ。

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