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山あいに出現した謎の「カラオケ鳥居」


「カラオケ鳥居」と呼ばれるオブジェ

 徳島県神山町の山あいにスピーカー300台を使った鳥居のオブジェがこつぜんと出現し、話題となっている。近距離無線通信規格ブルートゥースがついているので、iPhoneなどを接続し、音楽を鳴らすことができる。

 鳥居の近くには拝殿や本殿などはない。単独で鳥居が立っているだけ。その光景は異様だが、圧巻だ。このオブジェは高さ4メートル、幅4・8メートル。「Karaoke Torii(カラオケ鳥居)」や「歌う鳥居」などと呼ばれている。

 鳥居を製作したのは、米国出身でドイツ在住のベノワ・マーブリー氏(64)。マーブリー氏は世界各地でスピーカーによるアート作品を発表しているアーティスト。この作品は使われなくなったスピーカーを集めて設置した“鳥居形アート作品”だという。神山町在住のエンジニアらが協力し、1月に設置した。

 徳島市に住むある男性は「噂を聞きつけて来てみたのですが、本当に音が鳴るんですね。映画『マッドマックス』のトレーラーみたいで、すごくカッコイイです。本当に神社があるのかと思って来てみたのですが、ここにあるのは鳥居だけ。それもまたSF的でおもしろいです」と語る。

 吉野川市在住の男性も「この鳥居は革新的ですね。iPadをつないで曲を聴けるだけではなく、マイクをつなげばカラオケもできるんですね。驚きました。使われているのは、D―77FXやPS―F33など、オンキヨー製の古いスピーカーなんですね」と驚く。

 鳥居に設置されたスピーカーは約4割が通電している。日中のみ電源が入っており、しばらくの間、午前10時から午後4時まで、誰でも音を出せるようになっている。場所は、元縫製工場を改修したコワーキングスペース(共同の仕事場)の「神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス」の駐車場の下。展示は“壊れるまでの常設展”だという。

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