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カンヌ失態でも「キムタクご機嫌」の裏


カンヌ国際映画祭でのレッドカーペット(ロイター)

 キムタクには日本より“優しかった”。第70回カンヌ国際映画祭が日本時間29日に閉幕した。今年のカンヌでは、本紙も既報したようにレッドカーペットでの振る舞いが紳士的でなかった(?)元SMAPの木村拓哉(44)が、いろいろな意味で話題を“独占”していた。木村本人もさぞヘコんだであろうと思いきや、得意といわれている英語を駆使して、通訳さながらの活躍をするなど、現地ではいたって上機嫌だったと評判だ。その理由を探ってみると、意外な事情が――。

 木村が主演し、現在、公開中の映画「無限の住人」が特別招待作品に選ばれ、木村はヒロインの杉咲花(19)、三池崇史監督らとともに同映画祭に参加した。ただ、最大の見せ場であるレッドカーペットで、“やらかして”しまった。

 タキシードを着た木村は、途中にある階段で着物姿だったために歩きにくそうにしていた杉咲をエスコートせず、1人で上がってしまったのだ。欧米では「レディーファースト」が当たり前だけに、ネット上で木村に対する批判の声が殺到したのだ。

 こんな失敗はあったものの、カンヌでの木村は終始、上機嫌。映画関係者は「実は木村さんは、英語が得意なんです。さすがに海外メディアの取材には、正確に伝える必要があるから通訳を介して答えていたけれど、取材以外の食事会やパーティーなどでは、現地の人と直接英語で会話していた。それどころか英語をしゃべれない杉咲さんの通訳まで買って出ていた」と明かす。

 これほど機嫌がよかったその理由は――。カンヌでは日本と違って「好意的な人が多かったため」だという。この上機嫌は木村の口も軽くさせていた。

 これまであまり多くを語ってこなかったSMAPの解散についての質問にも、拒否することなく答えていたという。

 現地で「無限の住人」が上映された直後に囲み取材を受けた際には「以前にもカンヌに来たことがあるが、今回ソロになって初めて来た感想は?」という質問を受けたが、木村は「そのこじつけは強引すぎてどうなんだろう?」と苦笑した。

 それでも、これで終わることなく「逆にどうですか? 今日もロンドンのアジア系記者の人から『寂しくないの?』とストレートに聞かれたが、そこを引きずっていたらきっと今日もレッドカーペットを歩けなかったと思う。事実は事実として(受け止める)」と、SMAP解散の問題についてもきちんと答えたのだ。

 この対応には、カンヌを訪れていた海外メディアの好意的な姿勢があったようだ。

「SMAPの解散問題は、インターネットで連日報じられた。状況を知っている海外メディアも多くて『木村は孤立しているみたいだけど大丈夫なのか?』と日本の報道関係者に取材するシーンまであった」(同)

 木村を擁護する空気はメディアだけではない。

 わざわざ中国から駆けつけたというSMAPファンの女性は「キムタクは日本で孤立しているみたいだから、私が守るしかないと思ってここまで来た」と熱い思いを明かした。

 日本では“裏切り者”と批判を浴び、逆風にさらされている木村。6月は元SMAPメンバーたちが、ジャニーズ事務所と契約更新するかどうかの意思決定期限とあって、再び注目が集まる。「解散騒動」が蒸し返される状況になるわけだ。木村にとってはある意味、針のムシロの日本の方がアウェーで、味方が多いカンヌの方がホームのように優しいという感覚だったのかもしれない。

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